「突然インスタグラムの運用を任された」「会議でSNSマーケティングについて議題が上がったけど、話についていけない」……。そんなお悩みを持つミドル世代のためのインスタ運用術講座3回目。今回は、人の心をつかむコンテンツをいかにして作るか、SAKIYOMI代表 石川侑輝さんに教えてもらいました。
(1)仕事で一番使えるSNSはインスタ 副業に生かすコツは
(2)確実にフォロワーを増やす4つの策とは?インスタ運用術
(3)「映え」も#も時代遅れ フォロワー呼ぶのは役立つ投稿 ←今回はココ
保存したいほど心を揺さぶる投稿
編集部(以下、略) 前回はフォロワーを増やすための「PECT(ペクト)サイクル」の【P】と【E】について学びました。最終回である今回は【C】【T】の施策について教えてください。
石川侑輝さん(以下、石川) 残りの2つはそれぞれの投稿がいかに人の心をつかむかということに懸かっていると思います。【C】は、保存(コレクション)したくなる投稿にすることで、インスタグラム運営側に質の高い投稿だと判断してもらうもの、【T】は、投稿を見たユーザーをプロフィール画面へ誘導し、2回目で作った効果的なプロフィールを見てもらってフォロワーになってもらうものとお伝えしました。
石川 つまり、思わず、能動的に保存ボタンやプロフィール画面に遷移するボタンをタップするほど心を揺さぶる投稿にしなければいけないということです。
まずは、保存してもらえる投稿についてですが、保存率の高い投稿の条件は「独自性のある情報であること」「見返したくなるような情報であること」のたった2つです。
―― 1回目の講義で教わった「独自性」がここでも生きるというわけですね。
石川 コンセプトだけでなく、1つひとつの投稿にも独自性が必要になってきます。やはりありきたりの情報では「保存して後で見返そう」という気持ちは生まれませんよね。
ここで気を付けたいのが「インスタ映え」する投稿をしてしまうこと。これは独自性とは正反対な投稿を生み出してしまうからです。