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Z世代×ダイバーシティの新常識

20代との会話、なぜうまくいかない?苦手意識は双方に

【2】20代女性500人が「今欲しいスキル」の1位は/出産後のフルタイム勤務、「将来、働きながら出産・育児をしたい」人の95%が「不安」

Terraceで話題!

1990年代後半~2000年代前半に生まれた若者層、いわゆる「Z世代」を含む20代の育成や人材定着に悩む企業は少なくありません。日経xwomanでは、そのZ世代を含む20代女性のキャリア意識に関するアンケート調査を実施。その結果から、彼女たちの「意外な一面」が明らかになりました。若者のキャリア形成やジェンダーに詳しい大阪教育大学教授の安達智子さんの解説を交えて紹介します。

※Z世代の定義には諸説ありますが、本特集では、世代研究の調査リポートを発行しているデロイト トーマツグループの分析を基に、1995年1月~2003年12月に生まれた世代(23年1月時点で19~28歳)をZ世代と定義します。
※調査概要は記事「Z世代はやりがいよりも待遇重視?成長機会の提供がカギ」6ページ目をご参照ください。
※記事中の図版は四捨五入の都合上、グラフの合計が100%になっていない場合があります。

「何を話せばよいか分からない」

 30代以上の人の中には、Z世代を含む20代とのコミュニケーションの取り方に悩んだ経験を持つ人が少なくないようです。過去に日経xwomanが実施したアンケートでは、次のような悩みが聞かれました。

●仕事に対するスタンスが違いすぎて、業務の頼み方が難しい(43歳/自動車・電機/知的財産)
●何を話したらいいか分からない。すぐパワハラにされそうで注意しづらい。(46歳/食品・医薬・化粧品/研究開発)
●自分の意見を持っていても聞くまで発信しない。言われないとやらない。ただ、ポテンシャルと可能性は持っているので、その生かし方が難しい。(42歳/金融関係/営業・販売)
●不本意な仕事を割り当てるとすぐに「向いてない」「辞めます」と言う。優秀な人材なので引き留めて育てるべきだと思うが、本音では大事にしたいと思えない。(45歳/旅行/広報宣伝)


※日経xwomanアンケート「ロスジェネ世代の方の意識をお聞かせください」(21年3月実施、有効回答数485)で「Z世代とのコミュニケーションの難しさは?」という設問に寄せられた回答から抜粋。回答者の属性は調査時点。

 しかし実は、コミュニケーションに悩んでいるのは上の世代だけではありません。日経xwomanが20代女性正社員500人を対象に行った調査によれば、当の20代も、職場でのコミュニケーションに苦手意識を持っていることが分かりました。次から調査結果を紹介しましょう。

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