グラビアアイドルとして「国民の愛人」などと個性的なキャッチコピーで知られる橋本マナミさん。現在は俳優として、ドラマ・映画・舞台など幅広く活躍しています。幼い頃に見たテレビドラマに憧れて芸能界に入るもうまくいかず、当初「グラビアの仕事は好きではなかった」といいます。下積み時代から、ブレイクまでの軌跡を聞きました。
(上)橋本マナミ 長い下積み…手ぬぐい1枚の撮影で起死回生 ←今回はここ
(下)橋本マナミ 今、思う「うまくいきすぎなくてよかった」
引っ込み思案の子が、初めて憧れた芸能界
芸能界に入りたいと思うようになったのは、小学生の時に『ひとつ屋根の下』というドラマを見てからです。あの6人きょうだいに憧れて、「芸能界に入って俳優になったら、あの仲間になれるんだ!」と信じ込んでいました。
それまでは、本当に目立たない内気な子ども。人と話すのも苦手だったくらいです。そんな私が急に「俳優になりたい」と言い出したので、両親も応援してくれたのかもしれません。私が中学1年生のとき、「全日本国民的美少女コンテスト」が5年ぶりに開催されると話題になっていて、母が応募してくれたんです。
結果は「演技部門賞」を受賞。両親は、まさか受かるとは夢にも思っていなかったでしょう。「一度やってみて、気が済めばいい」くらいの気持ちだったと思いますが、あの時に挑戦させてくれたのはありがたいことでした。