18歳のときにファッション誌「CanCam(キャンキャン)」(小学館)の専属モデルとしてデビューし、表紙を飾るなどトップモデルとして活躍した仁香さん(47歳)。現在、大人世代をターゲットにしたファッション誌や美容誌、YouTubeなどさまざまなメディアの他、ウォーキングアドバイザーとしての顔も持ち、ウエルネス分野でも積極的に活動中です。「幸せな結婚、生き方に年齢は関係ない」と話す仁香さんに、40代以上の女性が幸せをつかむためのマインドを指南してもらいました。

現夫との出会いで若い頃のピュアな恋愛を思い出す

 こんにちは、仁香です。前回の「Over40が結婚市場で勝つための戦略とは?」では、アラフォーのシングルマザーとなった私が、恋愛や婚活市場で厳しい現実を突きつけられ、新たな恋愛戦略を立てるまでについてお話ししました。

 39歳で離婚後、なかなかいい恋愛に恵まれず3年が過ぎた頃、今の夫である柴田翔平と出会いました。息子が学校の合宿で3日間不在のとき、友人が主催する音楽イベントに出掛け、その友人の友人という形で紹介されたんです。

 このとき、翔平はとても積極的に話しかけてきてくれました。私が出演した民放の情報番組を見て、「仁香さんに会いたい」と周囲にいつも言っていたそうです。その中に偶然、共通の友人がおり、イベントを機に私と彼を引き合わせてくれたんです。

仁香(にか)
仁香(にか)
18歳でCanCam専属モデルとしてデビュー。20代後半でストレスによる体重増加で一時活動休止をするも29歳で起業しエステサロン、アパレルブランドを立ち上げる。モデル業の他に実業家として美容、アパレルブランドのコンサルティング、商品開発などにも携わる。またウォーキングアドバイザーとして、ウォーキング講座、自身のメイク術についてメイク講座を各所で開催。プライベートでは、2014年からはシングルマザーとして息子を育ててきたが、2018年、フォトグラファーの柴田翔平氏と再婚。夫婦や家族の在り方についてさまざまなメディアを通じて発信中。

 でも、出会ったとき、彼は16歳年下の25歳。彼より一回り以上年上で子どももいる私は、「かっこいい人だな」「楽しい人」と好印象を抱きましたが、とても恋愛対象としては考えられませんでした。その場の流れで連絡先を交換したものの、年下の友達ができたかな、くらいに思っていたんです。

 ところが、翌日から翔平の積極的なアプローチが始まりました。当時、彼は神奈川県に住んでおり、東京23区内で暮らす私とは距離がありましたが、「ちょっと都内まで来たからお茶しよう」と、頻繁に会いに来てくれるように。私も彼と話すのは楽しかったですし、家事や育児の合間のリフレッシュにもなり、すっかり娘時代に戻ったような気持ちになりました。それはとても懐かしい感覚で、出会いから恋愛になる1番淡くてせつない、でもドキドキする感覚を久しぶりに味わうことができました。結婚やスペックを全く考えなかった若い頃の恋愛を思い出していたんです。