5月29日に『挫折からのキャリア論』(山口真由著、日経BP)が発売となります。本を出したきっかけや、同書に込めた思いを山口さんが語ります。東大法学部を「全優」で卒業、財務省に勤務した後、弁護士に転身。米ハーバード・ロースクールに留学、卒業…と、輝かしいキャリアの持ち主である山口さんが、キャリアの駆け出しの頃から抱き続けていた深い悩みとは?
広く読まれた「失敗談」の記事 SNSのコメントに励まされた
この本が生まれたきっかけは、2022年6月、「日経xwoman(クロスウーマン)」に掲載された2本のインタビュー記事でした。そのインタビューで、社会人になってから最初の数年間に経験した2つの大きな失敗について話しました。送られてきた原稿を読んでみると......、当時を思い出してつらくなり、自分でも泣いてしまうほど赤裸々に失敗が書かれていて(まぁ、すべて自分で話したことだったのですが )、ほぼ修正せず、そのまま公開してもらいました。
それがうれしいことに(お恥ずかしいことに?)SNSでどんどん拡散され、性別や年代を超えて、多くの方々にお読みいただけたと知りました。SNSを見てみたところ、私の経験談を前向きに受け止めてくださった方々から寄せられた温かいコメントの数々。とてもうれしかったです。
失敗談をあそこまで詳しく話したのは初めてで、どんな反応が返ってくるか、正直、とても不安でした。
SNSに書き込まれたコメントには「山口さんが最初の職場でもう少し辛抱して頑張っていたら、ちゃんと活躍できる人になっていたはず」といった励ましのメッセージもあり、「当時の私にこんなふうに助言してくれる人が一人でもいたら、私の人生は変わっていたかもしれない」と心の底から思いました。
若かりし頃の私は孤独で、苦しんでいました。
そして、今、思うことがあります。
お申し込みはこちらから。
↓
https://events.nikkeibp.co.jp/woman/2023/
【『挫折からのキャリア論』】