日経xwoman doorsではさまざまな女性のキャリアヒストリーを紹介しています。挫折や失敗などの苦難を乗り越えて、新たな境地にたどり着いた女性たち。そんな女性たちのヒストリーから困難を力に変えるためのヒントを得られるはずです。

転職活動で30社不採用

 2014年から米国生まれのコーヒーブランド「ブルーボトルコーヒー」の日本ローンチを担当し、その後、ブルーボトルコーヒージャパンの代表、アジア代表を経て、米国本社の経営メンバーとしてブランドの統括責任者を務めるなどグローバルに活躍してきた井川沙紀さん。自分なりに無理をせず働きたいと考えていた井川さんの転機は20代の半ば。「結婚後は、育児休業や時短勤務などの制度が整っている大手企業に転職して、落ち着いたら妊活を始めるというプランを立てました。でも、いざ転職活動をスタートしたら、30社受けて全て不採用」だったという井川さん。この失敗を通じて価値観が大きく変わったといいます。

元ブルーボトル取締役井川沙紀 転職活動で30社不採用



離婚で激しく落ち込み、ふさぎ込んだ

 現在、俳優、ヨガインストラクターとして積極的に活動している小田茜さん。13歳で芸能界デビュー後、ドラマ出演や歌手活動など、順調に活躍の場を広げていたが、20代前半までなかなか俳優として自信が持てなかったそうだ。しかし、その後、試行錯誤の上キャリアに自信を深めていった。29歳のときに航空会社に勤務する一般男性と結婚。結婚後は地方へ移住し、家庭生活を優先するため芸能活動を休業、32歳のときに第1子を出産した。ところが、40歳を控えた30代後半の頃、少しずつ夫と距離ができるようになった。これまでの結婚生活を振り返りながら数年悩んだ末、小田さんは離婚を選択。離婚後、小田さんは激しく落ち込み、ふさぎ込んでしまった。そんな小田さんを救ったものとは一体なんだったのでしょう。

小田茜 離婚で人生のどん底に 新たな出合いで道を開拓