「分かってほしい」と思う自分が嫌だった

 宝塚歌劇団に15年以上在籍し、トップスターとして多くのファンを魅了してきた明日海りおさん。退団後は、舞台を中心に、ドラマや声優、バラエティー番組などで活躍しています。そんな明日海さんがモヤモヤを抱えていたのは、宝塚でトップを務めていたのは20代後半から30代半ば。「好きなことをしているのでつらいわけではないんですが、とにかく本当に忙しくて。そんな自分のことを、どこかで『分かってほしい』と思っていました。忙しいからと人に八つ当たりをすることはなかったんですが、本当に限界になってくると、ピリピリしたり、暗くなったり。そんな自分が嫌でした」。そんな自分を変えるために、どう気持ちを切り替えていったのでしょう。

元宝塚・明日海りお 分かってほしいと思う自分嫌だった



失敗が仕事への取り組み方、考え方を変えた

 ときめくかどうかを基準に手元に残すものを決める『こんまりメソッド』の考案者であり、現在、片づけコンサルタントの第一人者として世界を舞台に活躍している近藤麻理恵さん。大手企業での勤務を経て、子どもの頃から大好きだった片づけを仕事にし、米国での活動も順調。プライベートでは夫と3人の子どもに恵まれるなど、順風満帆に歩みを進めているように見える近藤さんだが、25歳で片づけコンサルタントとして独立後、自分の弱点に気づき、数年間悩み続けたことがあるという。近藤さんは「このときの失敗が仕事への取り組み方、考え方を変えるきっかけになりました」と話す。

近藤麻理恵「マネジメントは向いていない」に大ショック



構成/日経doors編集部