普段なかなか子どもとゆっくり過ごすことができないからこそ、冬休みは家族でゆっくり楽しい時間を過ごしたいもの。そこで、親子で一緒に取り組むことでより充実した時間になる過ごし方のアイデアや、季節のお薦めの遊びなどをたっぷり紹介します。おうちでのんびり過ごす派も、アクティブ派も必読です。
(注:記事中に登場する方の所属や肩書、商品情報は掲載当時のもの。現在は変わっている可能性もあります)

スペシャルな親子の時間を育む

演劇は学びの宝庫 親子紙人形劇を家庭の定番企画に(2021.10.28)


台本から親子で作る、手作り「ペープサート劇」を家庭の定番行事として楽しむ女の子ママの工夫を紹介。ペープサートとは、紙に絵を描き、割り箸などで棒をつけた紙人形のこと。新型コロナウイルス下でやむなく編み出したアナログな遊びが、ビデオ通話アプリで遠方の祖父母に向けてオンライン上演をするまでに進化! スペシャル感いっぱいの「おうち遊び」です。


瀬地山角 20余年の「パパの子育て」でやり残しゼロ(2022.09.14)


ジェンダー論研究者の瀬地山角さん。20余年もの子育て期間は、離婚やうつ病の発症などもあって、順風満帆ではなかったものの「子育てでやり残したことは思いつかない。後悔もほとんどない」と言います。そんな瀬地山家では、子どもたちが小さな頃から親子で一緒に親しんできた登山やスキーを、大学生・高校生になった今でも、親子共通の趣味として一緒に楽しんでいるのだとか。良好な父子関係を築くヒントも得られます。


冬の季節ならではの楽しみを味わう

秋・冬の空観察 5円玉の穴から満月を見てみよう(2022.10.26)


気象キャスターで男の子3人のパパでもある斉田季実治さんが、秋から冬にかけての空や星の楽しみ方を教えてくれます。中でも冬に見える星座には1等星が多いことなどから、冬は親子で星空観察をする最高の季節! 5円玉で満月の観察を楽しむ方法も紹介されています。


凧揚げやスポーツトイ…冬晴れの日に外で遊ぶおもちゃ(2020.12.17)


お正月の定番遊びと言えば、凧(たこ)揚げ。こちらの記事の前半では、組み立て不要で扱いやすい小型のポケットカイトを始め、遠くまで飛ぶ紙飛行機や、投げたり蹴ったりして遊べるスポーツトイなど屋外で遊べるおもちゃを紹介しています。冬晴れの日に思いっきり親子で体を動かすきっかけになりそうです。
※記事後半で紹介しているイベント情報は2020年のものです。すでに終了していますのでお気をつけください。


アクティブに楽しむ時間が学びにつながる

わが子の美術館デビュー じっくり絵を見るゲームとは?(2022.06.27)


夏同様に、寒い冬もずっと屋外にいるのは避けたい季節。そんなときにお薦めのお出かけ先の一つが美術館。子連れだとハードルが高いイメージですが、ポイントを押さえることで気軽に親子でアートを楽しめるのだとか。パリのアート専門家に聞いた、楽しむコツや親が心がけたいことなどをたっぷり解説しています。


器用さ・想像力・表現力養う幼児OKのボードゲーム(2021.07.20)


「ボードゲームを使って学ぶ」がコンセプトの「サイコロ塾」主宰・財津康輔さんが、未就学児でも安全に楽しく遊べるボードゲームやカードゲームを紹介。夢中になって取り組むうちに、「手指の器用さ」や「想像力・表現力」が自然に育まれるのだとか。その理由をたっぷり解説してくれています。


おうちでじっくりモノづくりに挑戦

「再結晶化」学べる、宝石みたいなキャンディー作り(2022.06.03)


子どもたちが幼い頃から家で料理を活用した実験をするなどして、子どもたちを「理科好き」にしてきたという料理研究家の中村陽子さん。中村さんの「食べられる実験レシピ」の中から、じっくり「育てる」過程が楽しく、宝石のような見た目が魅力的な「キラキラミラーキャンディー」作りに挑戦します。


手作りサスティナブルトイで親子の意識が楽しく変わる(2022.02.22)


身近にある材料で、子どもの興味にぴったりのおもちゃを完成させてしまう佐藤蕗さん。手作りおもちゃ作家として特に取り組んでいるのが、廃棄物や不用品を材料にした「サスティナブルトイ」作りなのだそう。親子で手作りするサスティナブルトイに込められた3つの「よいこと」を紹介します。


身近な遊びの本質に親子で触れる

子の表現力を育てる「おしゃべり日記」と「暗やみ絵本」(2022.07.26)


童話作家で3人の子の母、まつざわくみさんは、「おしゃべり日記」や「暗やみ絵本」と称して、1日の出来事や、寝る前に思い浮かぶ物語についてお互いに話してきたと言います。子どもたちの『伝えるスイッチ』が自然と入る工夫や、表現力を育むコツについて教えてもらいました。


ぬり絵、折り紙…パターンのある遊びが育む本質的な力(2021.03.05)


ぬり絵、あやとり、折り紙は昔から子どもたちにとって身近な遊びの代表格。工作やお絵描きと比べて、クリエーティブさに欠けるのでは? と思うかもしれません。しかしこれらの遊びに共通する「パターンを繰り返す」面白さによって、育まれる力が実はあるのだそうです。


構成・文/樋口晶子(日経xwoman DUAL) イメージ写真/PIXTA