先の見えない新型コロナウイルス禍で忙しく働きストレスフルな毎日。そんな中でも、ストレスをはねのけ、明日への活力をもたらしてくれたエンタメ作品を著名人に聞くリレー連載。今回は、テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香さんに登場してもらいました。生粋のアイドル好きとして有名な弘中さん。推しの活躍を見て日々、「自分も頑張ろう」と、背中を押されているという弘中さんに、推し活について語ってもらいました。

前編 弘中綾香 目立たない学生時代…抱いたアイドルへの憧れ ←今回はここ
後編 弘中綾香 過去の暗い出来事も自分を作る一要素

2013年、テレビ朝日に入社。「ミュージックステーション」でサブMCを担当した後、現在は「激レアさんを連れてきた。」「ノブナカなんなん?」「あざとくて何が悪いの?」などの番組に出演中。19年5月、ウェブマガジン「Hanako.tokyo」で連載「弘中綾香の『純度100%』」をスタート。22年9月、KADOKAWAから初のエッセー集『アンクールな人生』を出版した
2013年、テレビ朝日に入社。「ミュージックステーション」でサブMCを担当した後、現在は「激レアさんを連れてきた。」「ノブナカなんなん?」「あざとくて何が悪いの?」などの番組に出演中。19年5月、ウェブマガジン「Hanako.tokyo」で連載「弘中綾香の『純度100%』」をスタート。22年9月、KADOKAWAから初のエッセー集『アンクールな人生』を出版した

大学生のとき、ももクロにハマる

編集部(以下、――) テレビや雑誌で度々、推し活について話している弘中綾香さんですが、アイドルを好きになったきっかけは何だったのでしょうか。

弘中綾香さん(以下、弘中) 小学生のときにアイドルグループのSPEEDが好きだったんです。何かがきっかけ、というのはなくて、気付いたら私も好きになっていました。その後に、モーニング娘。もファンになりました。

 がっつり推し活をするようになったのは、大学生のときです。友人にももいろクローバーZ(ももクロ)をすすめられて、ライブに連れて行ってもらったんです。キラキラしていて元気いっぱいな彼女たちのパフォーマンスに盛り上がっている会場に感動し、「この熱狂はどこから来ているんだろう」と興味を持ちました。

 それから、自分自身がミュージックステーションに出演し始めたときくらいにTWICE(トゥワイス)にハマり、20年初頭からハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルも推しています。最近は、K-POPアイドルのIVE(アイヴ)、Kep1er(ケプラー)、LE SSERAFIM(ル セラフィム)、NewJeans(ニュージーンズ)などを追っかけています。

 学生時代の私は目立つタイプではなくて、運動も苦手だったんです。人前に出るような性格でもありませんでした。ステージで堂々と歌やダンスのパフォーマンスをしている彼女たちに憧れの気持ちがあるのかもしれません。