先の見えない新型コロナウイルス禍で忙しく働きストレスフルな毎日。そんな中でも、ストレスをはねのけ、明日への活力をもたらしてくれたエンタメ作品を著名人に聞くリレー連載。今回は、俳優のトリンドル玲奈さん(30)に登場してもらいました。忙しい合間を縫って、空いた時間に映画館へ通ったり、連休はドラマを一気見したりしているというトリンドルさん。お気に入りの作品や、「自分にとってのヒーロー」と話す映画『ピンポン』に対する思いなどを聞きました。
休みの日は映画館に足を運ぶ
編集部(以下、――) 昨年は雑誌のモデルにレギュラー番組など、幅広く活躍していたトリンドルさん。忙しい日々の中で、普段、どのようなエンタメ作品を見ているのでしょうか
トリンドル玲奈さん(以下、トリンドル) まとまった休みの日にドラマを見ることもあれば、映画館に足を運ぶこともあります。最近映画館で見て印象に残っているのは、映画『花束みたいな恋をした』です。切ない終わり方だけど、何気ない日常の中に幸せや楽しさがあるということにも気付かせてくれて、見た後に温かい気持ちになる作品です。
『花束みたいな恋をした』の脚本を担当した坂元裕二さんが手掛けているテレビドラマ『カルテット』もお気に入りの作品です。周りに薦められていたものの、なかなか見る時間がなかったため、連休を取ったときに見たのですが、すごく面白くて2日間まるまる外出せず一気見しました。ドラマ全体は穏やかな雰囲気なのに、登場人物全員が個性豊かで風変わりという絶妙なバランスに引き込まれました。