わが子を見ていると、「小さい頃の自分にそっくり」と思うことはありませんか。ほほえましく感じるときもあれば、「将来、ここは直しておかないと苦労する」と心配になることもあるかもしれません。どう声かけをし、どう見守ればいいのか。東京家政大学子ども学部(2023年4月より子ども支援学部に名称変更)教授の岩立京子さんに聞きました。
【年齢別記事 保育園のママ・パパ向け】
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(3) 「親と同じ失敗させたくない」でも先回りは逆効果 ←今回はココ
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先回りは子どものためにならない
片付けが苦手だったり、人見知りだったり……わが子を見ていると、「自分が子どもの時にそっくり」と思うことはありませんか。
それが自分の短所と似ているとなると、「このままでは苦労する」「今のうちに直しておかないと」と焦る気持ちが出てくるかもしれません。しかし、東京家政大学子ども学部(2023年4月より子ども支援学部に名称変更)教授の岩立京子さんは「親が『わが子に同じ失敗をさせないように』と先回りするのは逆効果です」と指摘します。
「言い方によっては子どもがますます好ましくない方向にいく可能性もありますし、何より親の先回りは子どものためにはなりません」。先回りの弊害は、学力にも及んでしまう可能性もある、と岩立さんは警鐘を鳴らします。
詳しく聞いていきましょう。
詳しくチェック!
・子どもの短所ばかりが目に付くのはなぜ?
・親に必要なのは先回りではなく〇〇
・大切なのは失敗を避けることではない
・親の先回りが学力に影響する場合も
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