子どもには興味や学びを深めてほしいけれど、現状はというと、学校の宿題も渋々やっている状態で、わが子にはとても無理……。こんなふうにあきらめてしまっていないでしょうか。そんな子にぜひおすすめしたいのが、関西学院初等部教諭の森川正樹さんが提唱する「自学ノート」。このノート作りを取り入れると、子どもが自ら学び始め、探究心が深まるとともに論理的思考も養えるといいます。低学年の子どもが無理なく取り組める方法を教えてもらいました。
【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
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「学びを自己完結できる力」が養われる理由は
毎日のように続く、子どもへの「勉強しなさい」という声かけ。自分から進んで勉強してくれればどんなにラクか、自ら興味・関心や学びを深めてくれればいいのに……と思うことはありませんか。
そんなときに関西学院初等部教諭の森川正樹さんが提唱する「自学ノート作り」を家庭で取り入れると、子どもが自ら喜んで学び始めるといいます。
「私が自分の授業でも取り入れている自学ノートは、B5サイズのノートの見開きを使い、子どもたちの興味・関心があることを調べ、まとめてもらうというもの。自分の好きなことを調べ、深掘りし、まとめるということを繰り返していると、『自分で調べ、学びを自己完結できる力』が育ちます。これは大人になってからも気になるテーマをリサーチし、分析する際の土台となる力です」
低学年の子どもに、学校の宿題でもないのに、自主的に調べ学習に取り組ませるには、「楽しい」と感じさせることが大きなカギになります。では、どのように楽しさを感じさせればいいのでしょうか。また、親はどのようにサポートできるのでしょうか。詳しく教えてもらいましょう。
・子どもの自学ノートは必ず親が「評価」を。特に着目すべき点は?
・自学ノート作りで「一生役立つスキル」が養える