わが子と話していると、すぐに「それ、知ってる」と言うことはありませんか。そう言われると会話がそこで途切れてしまったり、何かを教えようとしても会話が成立しなかったりします。また、本当に「知ってる」ならいいのですが、「知ったかぶり」の場合、知識が定着しないことも心配です。いったいどのように見極め、声かけをすればいいのか、中央大学文学部教授で子どもの言語の発達に詳しい松井智子さんに聞きました。
【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 学童の友達トラブル 「好き」見つけることが解決に
(2) 何となくパパを避ける娘 本格的な思春期前に対策は
(3) 会話中「それ、知ってる」連発する子ども 対処法は←今回はココ
(4)低学年からOK! 自ら学び始める「自学ノート」とは
◆これまでの記事一覧はコチラ
子どもがすぐに「知ってる」と言う理由は
中央大学文学部教授で『子どものうそ、大人の皮肉――ことばのオモテとウラがわかるには』(岩波書店)の著者でもある松井智子さんは「子どもがすぐに『知ってる』と言う場合、問題がないパターンと、低学年のうちに直しておくほうがいいパターンがあります」と説明します。
「親は会話の中から、子どものパターンを知り、適切な声かけをしていくといいでしょう。子どもの『知ってる』を逆手に取って、知識を定着させる方法もありますよ」
それではまず、子どもがすぐに「知ってる」と言う理由から聞いていきましょう。
詳しくチェック!
・「それ、知ってる」が問題になるパターンは
・「知ったかぶり」する子にNGな声かけは
・「本当は知らない」子にさりげなく正しい知識を伝えるには
・「知ったかぶり」する子にNGな声かけは
・「本当は知らない」子にさりげなく正しい知識を伝えるには