「結婚するか、しないか」に気を取られ過ぎないで

「『結婚するか、しないか』に、気を取られ過ぎないほうがいいのではないでしょうか」
「『結婚するか、しないか』に、気を取られ過ぎないほうがいいのではないでしょうか」

 僕も独身ですから、アドバイス……も何もないんですよねぇ。「結婚はしたほうがいいよ」とも言えないし、結婚しないことを推奨するわけにもいきませんし。ただ、まだ20代。「結婚する/しない」に気を取られ過ぎないほうがいいと思います。

 20代や30代の頃、周囲から「なんで結婚しないの?」と聞かれる場面もあったような記憶がありますが、当時はあまり痛みを感じませんでしたね。3人兄弟の末っ子だからなのか、親からも特に何も言われませんでした。本当はどう思っているか、分かりませんが。どちらかと言えば、もう誰からも結婚について触れられなくなった今のほうが、じわじわとした痛みのようなものが襲ってきます。

「誰からも結婚について触れられなくなった今のほうが、じわじわと痛みますね」
「誰からも結婚について触れられなくなった今のほうが、じわじわと痛みますね」

 いずれにしても、近いうちに世の中が「『結婚している/していない』ことが関心事にならない」風潮になっていくといいですよね。

 タレントが、独身であることを自虐ネタにする。そんなシーンを、僕はもうテレビで目にしたくないなと思っていて。もちろん独身を謳歌しているなら構いません。けれど、独身であることを「クリスマスに売れ残ってしまったケーキ」のような物悲しい印象にはしないでほしいんです。

 僕は、「この人と結婚したい」という湧き上がる感情を大事にしたいタイプ。相手と2人で過ごす時間があって、ある瞬間、ぶわぁっと結婚したい気持ちが浮上する……。とはいえ、そんな瞬間が訪れたといっても必ず結婚できる保証はありませんが、そうなったらいいなとは思っています。