年末年始は、1年のうちで最も家族のことを考える時期でしょう。ARIA読者の親世代に当たる団塊の世代がすべて後期高齢者に入る「2025年問題」はそこまで迫っています。働く×介護の両立は大きな社会課題となると予想されていますが、どう対処するか考えていますか? ほかにもパートナーや家族との関係性について、考えるきっかけになる記事をまとめて紹介します。
2025年問題が迫り「働く×介護」どうする?
40代~50代の多くが直面する介護の問題。特にフルタイムで働いている人にとっては、両立が大きな課題となります。また晩産化で介護と育児の「ダブルケア」問題に直面する人も。両立の先輩たちはどうしているのでしょうか。
松嶋尚美 母と約30年ぶりの同居で突然介護が始まった
2021年12月から85歳の実母と同居して介護生活が始まったタレントの松嶋尚美さん。30年ぶりの同居に伴う遠慮、介護費用の工面、夫と2人の子どもたちへの負担にどう向き合ったのか
安藤和津 約13年続いた介護うつ「白黒の世界にいた」
母が認知症で寝たきりになり、頑張りすぎたせいか「介護うつ」というトンネルに吸い込まれてずっと白黒の世界にいた。ある日、口から黒いものが飛び出したのが「うつ抜け」のサインだった
母が入院、残された父は家事ができない昭和の男だった
母が転倒して骨折し施設に入ることに。一人暮らしになった父を世話するために、仕事の都合をつけ週に1回は片道2時間かけて実家に通う日々。さらに気がかりなのは引きこもりの妹
40代後半は介護で暗黒の3年 逃げ場だった福岡へ移住
建築家・遠藤幹子さんは45歳のとき、母の再婚相手の義父、そして母が相次いで倒れ、介護のために奔走することに。2人が順に亡くなるまでの3年間は、毎日のように起こる予測不能な出来事の連続だった