―― 本題からずれてしまうかもしれないのですが、寺田さんは家事をしますか?

寺田 私は若い頃から妻とともに子育てをしてきました。個人的な話になってしまいますが、今、妻が実家の事情で家に帰っているので、私が一日三食自炊をしています。買い物に行き、料理もして、洗濯もして、ペットにエサもやって、シーツも替えています。全部やってみるとやはり大変ですね。男女関係なく、これを働きながらやっている人は、すごいなと思います。

―― 料理のレパートリーはたくさんあるのですか?

寺田 あります。カゴメですから、どうしても野菜中心のメニューになります。ミネストローネとか、おいしいんですよ(笑)。

ジェンダー格差121位、9割が残念

―― さて、羽生さん、日ごろ取材をしていて、日本の女性たちが置かれている状況をどう感じていますか?

日経BP 日経xwoman総編集長・羽生祥子 日経xwomanでアンケートを実施した結果がありますのでご紹介します。「ジェンダーギャップ121位の結果をどう思いますか?」という質問に対し、「非常に残念」「残念」を合わせて90.2%。「政治家、経営者、管理職などに女性が就任するのは向いていると思いますか?」という質問に対して「非常に向いている」「向いている」を選んだ方もいたのですが、「男女で適性の差はない」と回答した方が73%と最も多くなっています

「ジェンダーギャップ121位の結果に対し、9割の人が残念と答えています」(日経xwoman編集長・羽生祥子)
「ジェンダーギャップ121位の結果に対し、9割の人が残念と答えています」(日経xwoman編集長・羽生祥子)
日経xwoman ジェンダーギャップに関するアンケート
日経xwoman (日経ARIA、日経DUAL、日経doorsの3サイト)の読者へインターネットで調査(20年3月~6月)。 回答数は1762人(女性1271人、男性478人、無回答13人)。
年代=10代8人、20代161人、30代431人、40代448人、50代302人、60代279人、70代85人、不明48人

―― 政治家、経営者、管理職になるのは、ジェンダーによらず、個人の問題だとよくいわれますが、実態を見ると女性はまだまだ少ないですよね。

羽生 海外を見ると、ニュージーランドやフィンランドでは若手女性が首相に就任しています。日本にも「2030」という指針があり、2020年までに管理職の女性比率を3割以上にしようという目標が政府より出されていましたが、この目標をクリアしている日本企業はまだまだ少ないのが実態です。

 海外では女性管理職比率3割はクリアしている国が多くあり、取締役の女性比率を3割に、というさらにハイレベルな目標を掲げています。この格差はかなり大きいと思います。