事業拡大に必要なDX推進の鍵を握るのが「多様性」

南浦 アクセンチュアは今回初めて総合1位を獲得しました。感想をお聞かせください。

アクセンチュア代表取締役社長 江川昌史さん(以下、江川) 「外資系企業はダイバーシティが進んでいる」というイメージがあると思いますが、アクセンチュアは日本進出から60年ほどたっている土着の企業です。そのなかでカルチャーを変えてきたので、栄えある賞を頂けて本当にうれしいです。

南浦 ダイバーシティ推進が必要だと思われたきっかけは?

江川 社長に就任した2015年ごろ、DX(デジタルトランスフォーメーション)が始まっていて、これから広がっていくことが予想できました。デジタルを推進するには女性、外国人、アート系の人材など、多様な人材が必要です。

 そこで「女性の活躍なしにアクセンチュアの発展はない」と考え、“ビジネスの成長”と“女性や外国人など多様な人材の活躍”を同時に満たせるスキームをつくらねば、と考えるように。単に女性社員数を増やすのでなく、女性が自然に活躍して業績も上がる状況をどうつくるかに、一番頭を悩ませました。

「女性の活躍なしに、アクセンチュアの発展はない」(アクセンチュア代表取締役社長 江川昌史さん)
「女性の活躍なしに、アクセンチュアの発展はない」(アクセンチュア代表取締役社長 江川昌史さん)

南浦 ビジネスのテーマとして「デジタル関連の技術改革」が必要で、多様な人材を活用することにつなげられたわけですね。

江川 ちょうど両者のタイミングが合い、社員一人ひとりの才能が発揮できるような施策を考えたことが、組織風土改革にもつながりました。