メンター相談時の3つのコツ

―― さて、石渡さんには、メンターの方に相談するときに心掛けていたことが3つあったそうですね。

石渡 はい。まず、メンターに自分を理解してもらえないといけないので、常日ごろから雑談することを通して「私はこういう人なんだ」「こういうことを考えているんだ」と分かっておいてもらうことが大事です。さらには、メンターがどういうお人柄でどういう方なのかを私が理解して、お互いにうまくコミュニケーションが取れる関係性になるというのがまず一番だと思います。

―― 佐久間さんはどなたかのメンターになったことはありますか?

佐久間 私自身にはそうした経験はありません。当行にもメンター制度があり、女性部長に女性管理職のメンターになってもらっています。

―― なるほど、千葉銀行にはメンター制度があるのですね。石渡さんは、子育てとの両立など日々の多忙な業務の中、どういう隙間時間を使ってメンターとコミュニケーションしてきたのでしょうか?

石渡 会議の前後や社内で擦れ違ったとき、会食時、エレベーターの中でなどと、タイミングはつくろうと思えばつくれます。私のほうから「ちょっとだけお話を聞いてください」とお願いすることもあります。

―― すると「いいよ」と言ってもらえるものですか?

石渡 「いいよ」と言ってくださる方を選んで声を掛けているんです(笑)。「私はこういうことに悩んでいて、こういう背景があって、こういう状況に今自分は置かれていて、今はどうすればよいかアドバイスを頂きたいのです」と、下心なく「素直な心で」伝えると、先方もそれを受け取って自分の経験を具体的に教えてくれました。それがとても役に立ちました。

 「頂いたアドバイスを基にこういう行動を取ったらこういう結果になった」と報告するときは感謝の気持ちを込めるのも大事です。やはり、コミュニケーションをしっかり行うことで的確なアドバイスをもらえると私は感じています。