「2030」の10年延期にがっかり

―― 私はこの7月に非常にがっかりしたことがありました。国を挙げて取り組んできた「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を3割に」という、いわゆる「2030」の達成目標の年を、「20年代の可能な限り早期」へと、実質的には10年先に延長されてしまった。佐久間さん、これについてはいかがお考えですか?

佐久間 当行は、2021年7月までに女性管理職を20%、リーダー職を30%にするという独自の目標を立て、達成する見通しです。次の5年間ではそれぞれ5%ずつ目標を上げていきたいと考えています。数値ありきではありませんが、計画的に取り組まなければ女性登用は進まず、会社を変えることもできません

トップが女性活躍推進を言い続ける

―― これは各企業が独自に目標を立てるしかありませんね。そうはいっても、正直、女性活躍を推進し続けるというのは大変ではありませんか?

佐久間 トップである私自身が、「女性活躍推進」というメッセージを常に言い続け、女性の登用を計画的に進めていかないといけないと思います。

 人材の登用に当たっては、過去の功績にとらわれず、今、その仕事ができる能力があるかを見極めることが必要です。現段階の能力で判断し、「この仕事ができる人」を登用する。過去に何をやってきたか、どんなキャリアを積んできたかは、関係ない。

―― どのような場で発信するのでしょうか?

佐久間 さまざまな場で発信しています。私が全店長会議などで話をするときは必ず「女性活躍推進」のテーマを盛り込んでいますし、人事セクションと話すときにもこの話題に触れています。