女性の「見える化」が大事

羽生 次に東京センチュリーの馬場さんに伺います。BtoBの事業をされており、女性学生からの認知度向上が課題と聞いたこともありますが、いかがでしょうか。

東京センチュリー 代表取締役社長 馬場高一さん(以下、馬場) いえいえ、それほど苦労しているということもありません。新卒採用においては、22年度は42%が女性でした。14年度には18%でしたが、着々と増えており、最近では50%を超える年もありました。「やればできないことはない」と思いますね。

 現在では女性社員の比率も3割を超えました。管理職の比率は11.4%ですが、女性社員の割合と合わせるためにも、政府が目標とする「女性管理職3割」を早期に実現したいと思います。

「採用者に占める女性の比率が50%を超えた年もある。やればできないことはない」(馬場さん)
「採用者に占める女性の比率が50%を超えた年もある。やればできないことはない」(馬場さん)

羽生 管理職比率がこの1年で2%ほど伸びています。特効薬があったのでしょうか。

馬場 特効薬はなく、地道にやってきました。その中でも、女性の存在を社内外に「見える化」することが大事だと思っています。これまでも社内報や社外向けの広報媒体には、女性と外国人の社員に積極的に出てもらうよう、広報担当者には口を酸っぱくして言ってきました。会社が変わってきていることを、徐々に一つずつ示すことが大切ではないでしょうか。

 リーダー像を固定化しないことも大事ですね。リーダーのスキルは、専門性と多様性の掛け合わせです。取締役も部長もマネージャークラスも、それぞれのリーダーシップがありますから、それらをみんなが受容できる会社でありたいと思っています。