2022年9月16日に開催された、日経SDGsフェス「ジェンダーギャップ会議」。イベントの冒頭、内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画)、女性活躍担当大臣の小倉將信さんが、ビデオメッセージによるあいさつを行いました。リポートをお届けします。
女性役員の多い企業は企業としてのパフォーマンスが高い
女性活躍・男女共同参画担当大臣の小倉將信です。女性活躍、男女共同参画は、すべての人が生きがいを感じられる、個性と多様性を尊重する社会を実現するために、極めて重要です。わが国の経済社会の持続的発展にも資するものです。
しかしながら、わが国の男女共同参画の現状は、世界経済フォーラムによるジェンダーギャップ指数が146カ国中116位であるように、諸外国と比べて立ち遅れています。特に経済分野と政治分野におけるスコアが低くなっており、さらなる取り組みの加速が急務です。

「特に経済分野と政治分野におけるスコアが低くなっており、さらなる取り組みの加速が急務」(小倉大臣)
経済分野について、例えば民間企業における女性役員、女性管理職の数はここ数年で増加傾向にありますが、国際的に見ればいまだ低い水準にとどまっています。他方で、様々な調査において、女性役員の多い企業のほうが、株価や利益率など、企業としてのパフォーマンスが高いことが示されています。
次回 日経SDGsフェス
12月9日(金)午前9時45分~開催
「女性リーダー育成を止めない、ダイバーシティ経営の本気」