2022年10月から「産後パパ育休」(出生時育児休業)制度が始まりました。改めて、男性が育休を取る意義とは何でしょうか。22年9月16日に開催された日経SDGsフェス「ジェンダーギャップ会議」では、厚生労働省が主催する「イクメンスピーチ甲子園2021年」で優勝し、第23回イクメンの星に輝いた伊藤大輔さんが登壇。自らの経験を語りました。

職場に前例がなく、不安だった

 本日は育休を2回取得した私が、「男性育休のすすめ」というテーマでお話をします。私は現在33歳で、妻と小学校1年生になる長男、4歳で年少の男女の双子、さらに現在1歳3カ月になる三男の6人家族です。

「イクメンスピーチ甲子園2021年」で優勝した伊藤大輔さんと、家族
「イクメンスピーチ甲子園2021年」で優勝した伊藤大輔さんと、家族

 長男の時は、育休は取得せず、双子が生まれたタイミングで1年間、三男が生まれたタイミングで半年間の育休を取得しました。

 まず、私が育休を取得するまでの経緯について説明します。長男誕生の時には、職場で男性育休を取る人がおらず、私も取りませんでした。育休を取ろうと思ったのは、双子の誕生が分かった時です。妻1人では大変だから育休を取ろうかなと思ったのですが、その時もまだ、職場で男性育休を取っている職員はいなかったので、正直不安でした

次回 日経SDGsフェス ジェンダーギャップ会議
12月9日(金)午前9時45分~開催

「女性リーダー育成を止めない、ダイバーシティ経営の本気」