温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、「日本のひなた」と称される宮崎県。南国情緒あふれるこの地は、ワーケーションの絶好の場となります。今回、リサーチ会社グローバル・カルテットを経営する、日経xwomanアンバサダー・城みのりさんとフリーアナウンサーの川口祥孔さんが、宮崎だからこそ楽しめる「デトックスワーケーション」を体験しました。

 バケーションを満喫しながらワークする新しい働き方として定着しつつあるワーケーション。会社を経営し、「パソコン1台あれば、世界のどこでも仕事ができる」という城みのりさんは、もう数年来のワーケーション実践者です。「宮崎でのワーケーションは初めてなので、どんな体験ができるのか、とてもワクワクします」(城さん)

 川口祥孔さんは、フリーランスアナウンサーとして主にゴルフトーナメントでのアナウンスに携わり、仕事で何度も宮崎を訪れています。

「気候のいい宮崎はさまざまなスポーツのキャンプ地になっていたり、ゴルフの大きな大会も開催されるのでスポーツ大国というイメージ。ワーケーション初心者ですが、何か新しい発見ができればと思っています」(川口さん)

 二人とも、未知なる宮崎でのワーケーションに期待度満点で臨みました。

神秘の国、宮崎のパワーを体感

 天孫降臨の地といわれる宮崎には、神話ゆかりの神社や史跡など神秘的なスポットが多数存在します。山幸彦・海幸彦の日本神話の舞台といわれる鵜戸(うど)神宮もそのひとつ。海神のむすめである豊玉姫が御子(みこ)を出産したとされる聖地で、縁結び、安産、子育てなどに御利益がある神社です。

紺ぺきの海を望む鵜戸神宮の参道を歩く城さん(右)と川口さん(左)
紺ぺきの海を望む鵜戸神宮の参道を歩く城さん(右)と川口さん(左)
自然のパワーに圧倒される、波に浸食された岩屋内のご本殿
自然のパワーに圧倒される、波に浸食された岩屋内のご本殿

 日南市の日向灘に面した絶壁に沿うように参道が延び、眼下に広がる紺ぺきの海や奇岩怪礁の絶景は圧巻。岬にある洞窟内に鎮座する本殿にお参りすれば、大自然の息吹に心が洗われるはず。また、亀石と呼ばれる岩のくぼみに運玉を投げ、そこに入れば願いがかなうといわれています。

 本殿をお参りし、運玉で運試しをした二人。城さんは「毎日忙しくて息苦しい思いをしていましたが、東京では見られないダイナミックな景色を目にしたことで、ふっとストレスが抜けました」とすっきりした様子。

運玉を亀石に投げて運試し
運玉を亀石に投げて運試し
願い事を思い浮かべつつ運玉を投げる
願い事を思い浮かべつつ運玉を投げる

 「自然の造形美に圧倒されました。神秘的なパワーも感じましたし、運玉を亀石に入れることもできたので、願いがかないそうです(笑)」と運玉成功に喜ぶ川口さん。一気に気分が上がったひとときとなりました。

鵜戸神宮
住所/日南市大字宮浦3232番地
電話/0987-29-1001
開閉門時間/4月~9月:6時~19時、10月~3月:7時~18時
アクセス/宮崎空港からバス約60分、またはタクシー約40分、JR宮崎駅から日南線で伊比井駅、または油津駅下車、各駅からバス約20分
URL/https://www.udojingu.com