◆娘には、ジェンダーレスな時代を生きてほしい

親のジェンダーバイアスで子の可能性を狭めていないか

 「女性だから、昇進には男性の3倍実績が出せてないと上げられない」と、私は職場で言われてきました。同期の昇進を横目に何度悲しい思いをしてきたか。男女不平等な時代を生きてきた私は、2015年生まれの娘には、ジェンダーレスな時代を生きてほしい。そう願っています。

 けれども、気づくと社会はジェンダーバイアスだらけ。「女の子なのに電車が好きなの?」「女の子だからお手伝いしようね」。周囲からそんな言葉をかけられます。

 だからこそ、あえて私は娘に言います。「男女関係ないよ。自分が好きだと思ったもの、興味があるものを掘り下げたらいい」「うちはパパもママも関係なく家事をやる。手が空いている人が大事な人のために動くんだよ」と。

 日経DUALの記事では、親のジェンダーバイアスや周囲のジェンダーバイアスにどう向き合えばいいのか、いろいろな示唆をくれます。ジェンダーフリーに生きる子どもたちを一緒に育てていきたい。そんな人にぜひ読んでいただきたいです。

(秋山ゆかり 戦略・事業開発コンサルタント)