輸入大豆の約7割はサステナブルなアメリカ大豆
日本の「なんでも大豆化」を支えているのは輸入大豆。なかでも、ソイオイル(大豆油)用を含む日本の輸入大豆の約7割を占めるのが「アメリカ大豆」だ。
97%が家族経営の米国の大豆農家は、年以上前から安心・安全でサステナブルな大豆生産を目指してきた。それが、2013年から始まった「SSAP」(詳しくは次コラム)によって“見える化”された。
「アメリカ大豆サステナビリティ認証プロトコル(SSAP)」とは
「大豆の生産地の状況を細かく把握するのは難しい。その点、一定のルールを守って生産していることが担保されている『SSAP認証』のアメリカ産大豆なら、日本の企業が安心して使える利点がある」と夫馬さん。実際、SSAP認証大豆は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が策定した「持続可能性に配慮した調達コード」をクリア、公式サプライヤーに選定されている。
このような日本企業のサステナブルな取り組みやSSAP認証大豆の認知度向上もあり、年月時点で、日本に輸入されているアメリカ大豆の9割強がSSAP認証大豆だ。
国連提唱のSDGsに積極的に取り組んでいる
夫馬 賢治さん
ニューラルCEO
ニューラルCEO

取材・文/降旗正子(パラダイス・ロスト) 写真/スタジオキャスパー、アメリカ大豆輸出協会