「読むべき本」ではなく「読みたい本」を乱読する

 今すぐに必要な仕事関連の書籍や馴染みの作家の作品しか読んでいないという人は多いでしょう。そのうえ、インターネット三昧の日々、AIの普及で自分の志向に合った情報ばかりが届くのも、視野が狭くなってしまう大きな一因です。

 そんなときにAudibleを開くのは、広々とした書店を回遊するのと同じ。多彩な書物に遭遇でき新たな世界への扉を開くことができます。お子さんがいるなら、一緒に聴きたい作品を見つけて一緒に耳読するのも、とても楽しそうですね。

 そして、Audibleで最も重要なのは、読むべき本ではなく、面白そうな本を選ぶことです。純粋に心ひかれ好奇心を満たす本を自在に選び続けられるのが読み放題の醍醐味ですし、その方が当然、耳読習慣は長く続きます。

私がAudibleで出合った書籍をいくつか紹介しますね

 ちなみに私が最近Audibleで読んだのは、村木厚子氏やカルロス・ゴーン氏の弁護人だった弘中惇一郎さんの著書『生涯弁護人 事件ファイル1・2』(講談社)や、『腎臓が寿命を決める 老化加速物質リンを最速で排出する』(黒尾誠著 幻冬舎新書)といったポピュラーサイエンス、日本人誕生の歴史に迫る『サピエンス日本上陸 3万年前の大航海』(海部陽介著 講談社)。著者本人が朗読している『あの日』(講談社)と『小保方晴子日記』(中央公論新社)を読了して、小保方さんについても詳しくなりましたよ。

 話題の『ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言』 (長谷川和夫・猪熊律子著 KADOKAWA)で、認知症のとらえ方が大きく変わりました。直近では、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』( エマニュエル・トッド著 堀 茂樹 訳 文藝春秋)が、ウクライナ侵攻以降の世界情勢を把握するひとつのヒントとなり、とても面白く読むことができました。

 こういった作品が書籍で1冊平均1500円だとすると、10冊で1万5000円、20冊で3万円。書籍だと書棚スペースも大きく取られるため、Audibleでなければ読まなかったものもあったはずです。

「分かりますか? 家でもこんな感じで両手フリーのまま、ただいま読書中というわけです」。勝間さんの襟足には、先ほどのネックスピーカー。スマートフォンなどからBluetoothで飛ばす書籍朗読を聞きながら、掃除でもお料理でも、散歩でも!
「分かりますか? 家でもこんな感じで両手フリーのまま、ただいま読書中というわけです」。勝間さんの襟足には、先ほどのネックスピーカー。スマートフォンなどからBluetoothで飛ばす書籍朗読を聞きながら、掃除でもお料理でも、散歩でも!

 自分の生活や経験から得られる知識や感動は、世界を100としたら1にも満たないと思うんです。でも本を通して、私たちは他の人の人生を共有することができます。1000冊読めば1000の人生を追体験することができるわけです。これぞ読書ですよね。読書が苦手だった人まで、手軽にこの経験ができるなんて、すごいですよね。

取材・文/力武亜矢 写真/三木匡宏 ヘアメイク/山口エミ 構成/太田留奈

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