乾太くんを新しい暮らしの「センター」に

これまで100軒以上の住宅を設計し、土地や施主の生活などに配慮しながらその人に合った「快適な暮らし方」を提案し続けてきた建築家の谷尻誠さん。既存の常識にとらわれない暮らし方を提案する姿勢は、乾太くんをはじめとするリンナイのアイテムと共通した部分がありそうです。

谷尻さんの自宅で乾太くんを見てもらいました“外にも設置できたりと置き方が柔軟に選べるのでこれまでにない使い方を提案できそうです”
谷尻さんの自宅で乾太くんを見てもらいました“外にも設置できたりと置き方が柔軟に選べるのでこれまでにない使い方を提案できそうです”

 谷尻さんが、住宅設計の集大成として設計した自邸「T-HOUSE」。そこには、様々な「新しい暮らし方」の工夫が詰め込まれています。

 例えばファミリークローゼット、という考え方。脱衣所と洗濯・乾燥・アイロンなどの作業をするランドリールーム、そして家族全員の服すべてを収納するためのクローゼットまでを1つの部屋として、衣服にまつわる機能を1カ所に集約させています。

 「洗濯物を家族ごとに分配して、各自が自分の部屋に服を持って行き、そこで収納する。よく考えると時間や手間の無駄ですよね。各部屋に衣類の収納を作らなくて済む分建築コストもかからず、さらに収納スペースを集約できるから無駄がない。ホテルのような快適な空間になります」。

 電気の乾燥と比較して圧倒的なスピードで衣服を乾燥でき、80度の高温だからこそ可能になる、清潔でふっくらとした仕上がりを実現できるのがガス乾燥機の乾太くん。谷尻さんが考えるようなファミリークローゼットとも相性がぴったりで、新しい暮らし方のセンターになる存在と言えそうです。

左/谷尻さんの自邸「T-HOUSE」は、家族全員の衣服を1カ所に集約する「ファミリークローゼット」という考え方。脱衣所とランドリールーム、クローゼットを一体化させ、衣服関連の機能をひと部屋にまとめました 右/その奥にある寝室はスッキリ。ファミリークローゼットによって、ホテルライクな空間が生まれています
左/谷尻さんの自邸「T-HOUSE」は、家族全員の衣服を1カ所に集約する「ファミリークローゼット」という考え方。脱衣所とランドリールーム、クローゼットを一体化させ、衣服関連の機能をひと部屋にまとめました 右/その奥にある寝室はスッキリ。ファミリークローゼットによって、ホテルライクな空間が生まれています

暮らしやすさは作れる

 これまで、様々な条件下で100軒以上の住宅を設計してきた谷尻さん。その信念は「暮らしやすさは設計で作れる」です。例えば周囲に住宅が密集していて日当たりの悪い北向きの敷地なら、天井から光を取り入れたり壁に反射させた柔らかい光が差し込む生活を楽しめるような家を作ったり。

 日当たりが悪かったり、洗濯物を干すスペースに制約があったりする場合には、乾太くんや浴室乾燥を導入し、あえて「外に干さない」という暮らし方を導入するのもありかもしれません。これまでの家づくりの常識にとらわれないことで生まれる、新しく快適な暮らし方。乾太くんをはじめとするリンナイのアイテムは、そうした暮らしの実現をサポートする役割を担います。

多様な暮らし方を提供

 今回、谷尻さんに乾太くんについて解説したところ、提案してくれたのがこんな使い方でした。

 「家の中だけではなく、外に置けるのも魅力ですね。現在、キャンプ場やサウナ付きの別荘を設計していますが、そういった施設で屋外に設置すると、便利に使ってもらえそうです」。

 また、多くの建築家が乾太くんの魅力に気付きはじめています。谷尻さんが発起人として携わる、建築家らに向けて空間デザイン情報検索サービスを提供するウェブサイト「TECTURE」では、施工事例の中に、乾太くんをはじめとする、リンナイ製品の導入実績を見ることができます。

 例えば乾太くんなら、オフィスビルと並んで大通りに面した洗濯物を干しづらい立地や、住宅に囲まれて洗濯物を干すスペースを取りにくい物件での活用方法。ほかにも、リゾート地のコンドミニアムの洗面室に設置して、長期滞在者の利便性を向上させるなど、提案は多岐にわたっています。