ライフサイエンス業界(製薬業界)に特化した革新的なクラウドソリューションをグローバルに提供しているVeeva Systems社の日本法人であるVeeva Japan。今年で創立10周年を迎え、業界屈指の企業としての存在感を確立しています。同社を立ち上げ期から支え、現在はリーダーとして活躍する2人の女性に、キャリアアップへの思いと同社におけるキャリアパスについて聞きました。

Veevaで実現した育児と仕事を両立させる私らしいキャリア

<b>秀野ゆかり</b>(しゅうの・ゆかり)さん<br> 大学卒業後、1995年にファーストリテイリングに入社。半年後に退職し、ワーキングホリデービザでオーストラリアへ。帰国後、1997年にナイキ入社。社内システムエンジニアとして活躍し、結婚を機に退職。2000年からデンドライト(現・IQVIA)で活躍し、西日本営業本部長に。06年に第一子を出産。11年、アカウントエグゼクティブとしてVeeva Japanに転職。19年にコマーシャルセールスディレクターに就任し、現在に至る
秀野ゆかり(しゅうの・ゆかり)さん
大学卒業後、1995年にファーストリテイリングに入社。半年後に退職し、ワーキングホリデービザでオーストラリアへ。帰国後、1997年にナイキ入社。社内システムエンジニアとして活躍し、結婚を機に退職。2000年からデンドライト(現・IQVIA)で活躍し、西日本営業本部長に。06年に第一子を出産。11年、アカウントエグゼクティブとしてVeeva Japanに転職。19年にコマーシャルセールスディレクターに就任し、現在に至る

 Veeva Japanの立ち上げメンバーの1人である秀野ゆかりさん。2011年の入社当時、秀野さんは30代で、1児の母でした。なかなか大変なタイミングだったように思われますが、秀野さん自身は、この転職に躊躇はなかったそうです。

「働くことをやめようと思ったことはなく、常に自分の力が試せるところで働きたいという思いがありました。Veeva Japanとは、立ち上げにあたって前職の責任者からオファーをいただいたことが出合いに。話を聞けば聞くほどVeevaのビジネスは絶対に伸びると確信しましたし、何より、顧客の成功を第一に考えるCEOの下で働けるということで、決断できました」

 アカウントエグゼクティブ、いわゆる営業として入社した秀野さんの最初の仕事は顧客開拓。しかもゼロから行う大変な仕事だったと言います。

「前職のおかげで、お客様である製薬業界のナレッジはありました。とはいえ当時はまだクラウドの時代ではなかったですし、なにより私たちはベンチャー企業。セールスの方法を模索する日々でした。エンジニアと一緒にシステムの設定変更を繰り返し、お客様への説明の言葉一つひとつにも気を配りながら、手探りでした」

 秀野さんらの努力の甲斐あり、年々成長を遂げていったVeeva Japan。会社が大きくなっていく環境に身を置いて働けることには、楽しさを感じていたそうです。そんなパワフルな秀野さんですが、マネージャーという立場にキャリアアップする際には、多少の迷いがあったと言います。

「その頃は2人の子どもの育児中で、育児をサポートしてくれていた義母が他界していたこともあり、少し子育てに時間をかけたい思いがあったんです。しかし、Veevaは創業当初から社員のワークライフバランスを重視してきた企業であったため、実際に私自身、時間を調整しながら働くことができました。同時に、前職中にMBAを取得していたので、その学びをアウトプットしてみたいという思いも。さらに、Veevaはキャリアアップに際し360度評価を行っていますので、その期待に応えたいということもあり、引き受けることを決断しました」