変化を恐れず、チャレンジし続けることでディレクター職に

 秀野さんがコマーシャル セールス ディレクターに就任し、コマーシャル営業のマネジメントを始めてからは、新規顧客の開拓がさらに進み、業績もより一層向上、チーム内の協力体制が進んだだけでなく、社内の他部署との横の関係も強化されたそうです。

「会社として、チームで働き一緒に成果を出せる人を採用しているので、営業チームも協力して仕事を進めることができます。個人に数字を持たせない評価制度も影響していると思いますが、数字だけ取りに行こうといった文化ではなく、ValueであるCustomer Successを達成するためにお客様の立場に立って親身に考え行動することで、成果がついてきているのだと思います。Veevaに新たに入社してくる社員は、『変な人はいるけど嫌な人はいない(笑)』とよく言います。楽しみながら一生懸命に仕事をする、良い文化が育っていると思います」

 Veevaの社内には、”女性”リーダーを特別視するような空気はないと言います。

「Veevaにはジェンダーレス文化が根付いているので、やるべき人がやるべきことをやれる会社。働きやすい環境、カルチャーの中で、自分らしく働けています。例えば、今私は下の子の習い事のため、夕方はほぼ毎日送り迎えをしています。そうした時間について上司からも部下からも何か言われたことは一度もありません。マネジメント層の男性であっても、夕方は家族との時間として仕事の予定を入れることを控えたりしています。そもそも家族を大事にする文化があるので、女性リーダーが仕事を進めやすいと思います」

 秀野さんが考える、自分らしいキャリアアップのコツとは。

「社内・社外を問わず相手を尊う心を持つこと。そして自分がやっていることが最終的に顧客に何をもたらすのか。世の中の役に立てるのか。仕事の本質を一所懸命考え、それを行動につなげることが大事なのだと思います。また、必要以上に変化を恐れない。本質からブレていなければ、変えてもいいことってたくさんあると思うんです。こうした視点を持ってチャレンジし続けられるかどうかが、その後のキャリアを左右していくのではないかと思います」

理想のキャリアアップは、Veevaのサポーティブな環境のおかげ

<b>小川郁</b>(おがわ・かおる)さん<br> 大学卒業後、2000年に外資系コンサルティング会社に入社。10年に退職し、第一子出産。11年、オフィスマネージャーとしてVeeva Japanに入社。14年の第二子出産を経て復帰、15年にファイナンスへ異動。17年にプロフェッショナルサービスへ異動しコンサルタント職に。19年に、コンサルタント ディベロップメント プログラムの日本の責任者に指名され、コンサルタント職と兼任。現在に至る
小川郁(おがわ・かおる)さん
大学卒業後、2000年に外資系コンサルティング会社に入社。10年に退職し、第一子出産。11年、オフィスマネージャーとしてVeeva Japanに入社。14年の第二子出産を経て復帰、15年にファイナンスへ異動。17年にプロフェッショナルサービスへ異動しコンサルタント職に。19年に、コンサルタント ディベロップメント プログラムの日本の責任者に指名され、コンサルタント職と兼任。現在に至る

「Veeva Japanでの最初の仕事は、銀行口座を開くことでした。その他、オフィスの賃貸契約をしたり、内装や什器の搬入などもやりました」と小川郁さん。2011年入社の彼女も、Veeva Japanの立ち上げメンバーの1人です。

 前職の外資系企業では、コンサルティング業務やバックオフィス業務に従事し、第一子の妊娠をきっかけに退職。1年半ほど子育てに専念し、保育園への入園が決まったタイミングでVeevaに入社したそうです。

「ライフサイエンス業界に特化したビジネス展開を行っているところ、加えて、これから大きくなっていく会社に魅力を感じました。また、社長の『小さい子どもがいてワークライフバランスを重視したいと考えている人を探していた』という言葉も後押しに。まさに自分にぴったりな会社だと思いました」

 保育園に通う子どもを育てながらの再就職ということで、当初は、バックオフィス業務に従事。会社が自分のワークライフバランスに高い理解を示してくれていたことには、大いに支えられたと言います。

「当時から在宅勤務ができたのはありがたかったですし、社長のほか、グローバルのメンバーも含め、周りがみんなサポーティブなので、本当に助かりました」

 その後、14年に第二子を出産。そして、2人目の子育てにも慣れてきた17年に、小川さんは自らの意志でコンサルタント職に異動しました。

「プロフェッショナルサービスという、ソフトウエアの導入チームに異動しました。会社の成長を見ていくなかで、本来やりたかったコンサルの仕事に再度挑戦してみたいという気持ちが生まれてきたのです」

 自分のやりたい仕事を希望できたり、かなえてもらえる環境がVeevaにはある、と小川さん。

「例えば、よりグローバルなプロジェクトを担当したいという希望をマネージャーに伝えることで、次回以降のアサインを調整してもらうこともできます。また、部署異動は、異動先のマネージャーに直接コンタクトをとって相談し、面接やスキルテストを経ることで可能になります。さらに、自分が目指すキャリアに必要なスキルの習得を支援するために、ベースサラリーの2%を会社が資金援助してくれる“2%プログラム”があります」