2022年9月1日、働く女性の健康課題とライフデザインを総合的に支援するユニークなフェムテックサービス「Linkx Life is(リンククロス ライフイズ)」がスタート。企画・開発担当者であるSOMPOひまわり生命の蓮井智子さんに、本サービスの内容や開発の背景について聞きました。

SOMPOひまわり生命保険
事業企画部 サービスデザイングループ課長代理
14年、SOMPOひまわり生命に新卒で入社。コンタクトサービス部門で研修講師やオペレーションの企画に従事した後、ジョブチャレンジ制度を利用して、19年に事業企画部へ。ヘルスケアサービスの運用やPRを経験後、サンフランシスコでの研修を経て、「Linkx Life is(リンククロス ライフイズ)」を企画・開発
働く女性の理想のライフデザインの実現と、企業の健康経営を支援
日々、そして生涯を通じて、ホルモンバランスの変動に影響を受けやすい女性。19年3月発表の経済産業省の試算によると、女性特有の月経随伴症状などによる労働損失は年間4911億円、また、働く女性の約43%が女性特有の健康課題・疾病が原因で、職場で何かをあきらめた経験があることが明らかになっています。一方で、ヘルスリテラシーの高い女性の方が、ヘルスリテラシーの低い女性に比べ、仕事のパフォーマンスが高く、約1.9倍も望んだ時期に妊娠できたという結果でした。
こうしたデータからもわかるように、女性が社会で大いに活躍するため、またそれを推進するためには、ライフステージごとに変化する女性特有の健康課題への取り組みは不可欠です。そこで、SOMPOひまわり生命が企画・開発したのが、企業の女性従業員が理想的なライフデザインを実現するためのフェムテックサービス「Linkx Life is(リンククロス ライフイズ)」(以下、ライフイズ)。このサービスへの思いやコンセプトについて、同社の蓮井智子さんは次のように話します。
「当社は、保険本来の機能(Insurance)に健康を応援する機能(Healthcare)を組み合わせた、『Insurhealth(R)(インシュアヘルス)』という新しい価値を提供し、お客さまの万が一を保障するだけでなく、万が一を可能な限りなくしていくことに挑戦しています。ライフイズも、その一環で企画・開発したサービスです。
少子化による労働人口の減少が著しい日本。女性の活躍がより活発化する一方、女性が社会で活躍する時期はホルモンがダイナミックに変動する時期に重なります。だからこそ、『ホルモンが女性の人生に与える影響について理解を促し、体の悩みや不安を解消することで、理想とするライフデザインを実現できるよう支援したい。それを、企業を通じた福利厚生サービスとして提供することで、企業の健康経営や、パフォーマンスの向上にもつなげることができる』。ライフイズには、そんな思いや考えが込められています」