デジタルリテラシーを高めクライアントとwin-winを目指す

── デジタルを学んだことで意識の変化はありましたか。

大田 それはもう、急激に変わりました! デジタルアクセラレータープログラムの最後に、世界中のプログラム受講者が集まる3日間のカンファレンスに参加したのですが、その中で、各国の参加者とチームを組み、ビジネスの課題の解決策を提案するコンペティションがありました。私は韓国、インド、パプアニューギニアのメンバーと一緒に「デジタルツールを使って必要なデータを一括でまとめ、リサーチの時間を削減する」という提案をし、自分ではちょっとしたアイデアのつもりだったのですが、優秀賞を受賞することができました。このとき、身近で日常的なことでもデジタル化の芽があると感じましたし、海外拠点では通常の業務でデジタルツールを使いこなしていることに触れて大いに刺激を受けました。

── 業務の中でデジタルスキルを使うことで、手ごたえを感じていますか。

大田 今までは財務に直接関係がなさそうなデータを分析する必要性をあまり感じていませんでしたが、デジタルツールを使うことで、一見関係がないと思われた非財務データの関係性にも着目するようになりました。これまで気づいていなかった可能性について新たな発見ができ、そのおかげで自分の分析の幅が広がったと思います。さらにクライアントにもその発見を共有できて、新たな提案にもつながっていると感じています。

── さまざまな学びを深めながら、どんなキャリアを目指していますか。

大田 私の業務では世界各国のオフィスとの連携が多く、同じ業務でも各オフィスでいろいろな手法を活用していることがいい刺激となり、本当に勉強になっています。将来は、グローバルモビリティという海外のPwCオフィスに出向することができる制度を使って、海外オフィスでも勤務したいと考えています。

── 最後に、川崎さんから今後の取り組みについて教えてください。

川崎 PwC Japanグループ全体でデジタルアップスキリングに取り組む背景には、デジタルリテラシーを高めることで社員一人ひとりがプロフェッショナルとして輝き、その力を発揮してほしい、という想いがあります。PwCのデジタルアップスキリングでは各自が受け身ではなく主体性をもって学ぶ「citizen-led」という姿勢を重視しています。複雑化するクライアントの課題を理解し、成長につながる提案を行うには、デジタルの知識に基づいた人間ならではの「発想力」が必要です。DX推進によって全社員が専門性を高めることで、クライアントへのより高品質なサービス提供につなげていきたいと思っています。

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取材・文/加納美紀 写真/佐々木実佳