日本経済新聞社と日経BPは、「日経ウーマンエンパワーメント広告賞」の各賞を発表した。「UNSTEREOTYPE広告賞」にはユニ・チャーム、「日経特別賞」にはサイボウズが選ばれた。

 日経ウーマンエンパワーメント広告賞は、UN Women(国連女性機関)日本支部が2020年5月に立ち上げたアンステレオタイプアライアンス日本支部※と連携して、「ジェンダーに基づいたステレオタイプ(固定概念)」を打破し、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに貢献する広告を作成した企業を表彰するために設立された。

※アンステレオタイプアライアンス(UA)は、UN Women(国連女性機関)が世界で展開している、企業・団体のアライアンス。広告とメディアのコンテンツから、有害なジェンダーに基づくステレオタイプ(固定観念)を無くすことを目的としている。2020年5月15日に日本支部が設立された。

 審査対象は、広告主、広告会社から応募のあった46点。登場人物の多様性や多面性、固定概念を打破するための創造的な戦略性、人々の固定概念を変えるきっかけを作ったかどうかーーなどを基準に、審査委員会で選考した。

 審査の結果、UNSTEREOTYPE広告賞には、ユニ・チャームの「#NoBagForMe PROJECT」が選ばれた。#NoBagForMe PROJECTは、「生理用品を入れる紙袋=タブー視する象徴」ととらえて、タブー無しに自分自身の体や生理について気がねなく話せる社会を目指すPRキャンペーン。2019年6月から、SNSやnote、著名人、メディアを使って多角的に展開している。生理に関するステレオタイプの打破というコンセプトが、審査員に高く評価された。

UNSTEREOTYPE広告賞を受賞したユニ・チャームの「#NoBagForMe PROJECT」

 日経特別賞には、サイボウズの新聞広告「がんばるな、ニッポン。無理して出社させない選択肢を」が選ばれた。実際に「出社することが正しい」というステレオタイプを変えるアクションにつながっていることが、高く評価された。この広告を見て「楽にしてもらった、解放された」という審査員の声も多かった。

日経特別賞を受賞したサイボウズの新聞広告「がんばるな、ニッポン。無理して出社させない選択肢を」

日経ウーマンエンパワーメント広告賞
主催:日本経済新聞社、日経 BP
協力:UN Women (国連女性機関)日本事務所、日本アドバタイザーズ協会
後援:内閣府、外務省
応募作品の対象期間:2017年7月1日から2020年8月31日
UNSTEREOTYPE広告賞の対象:放映・掲出・掲載された、新聞広告、雑誌広告、テレビ広告、ラジオ広告、デジタル広告
日経特別賞の対象:日本経済新聞および日経グループの各種媒体に掲載された広告
審査委員:
【UNSTEREOTYPE 広告賞】
・鈴木信二氏 公益社団法人日本アドバタイザーズ 協会専務理事
・石川雅恵氏 UN Women(国連女性機関)日本事務所長
・白河桃子氏 相模女子大学 客員教授
・本田哲也氏 本田事務所 代表取締役/PRストラテジスト
・治部れんげ氏 昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員
・中村敏久氏 UN Women 日本事務所
・羽生祥子 日経BP 日経xwoman総編集長
【日経特別賞】
・水口剛氏 高崎経済大学教授
・国井美果氏 コピーライター
・古川裕也氏 電通 エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター
・塚原月子氏 カレイディスト 代表取締役社長
・石塚由紀夫 日本経済新聞社 編集委員