アーモンド飲料継続摂取が肌老化を抑える

 江崎グリコ商品技術開発研究所では、ビタミンE、食物繊維、カルシウムなどを含むアーモンド飲料を12週間継続摂取することによる肌への影響を確認する研究を行いました。

 その結果、優秀な成果がありました。研究対象は30~59歳の女性。その中でも特に50代以上の女性に「角質水分量」「肌の酸化」「肌の糖化」の有意な改善効果が確認されたのです(グラフ)。

30~59歳の健康な女性43人がビタミンE、食物繊維などを含むアーモンド飲料またはプラセボ飲料を1日600ml、12週間摂取し、肌質や血中糖化マーカーの変化を調べた。その結果、50歳以上の対象者では、角質水分量が増加、酸化の指標となるカルボニル化タンパク質が減少、糖化の指標となる血中糖化マーカー(3-DG)がいずれも有意に減少した(データ:江崎グリコ商品技術開発研究所)
30~59歳の健康な女性43人がビタミンE、食物繊維などを含むアーモンド飲料またはプラセボ飲料を1日600ml、12週間摂取し、肌質や血中糖化マーカーの変化を調べた。その結果、50歳以上の対象者では、角質水分量が増加、酸化の指標となるカルボニル化タンパク質が減少、糖化の指標となる血中糖化マーカー(3-DG)がいずれも有意に減少した(データ:江崎グリコ商品技術開発研究所)

 研究を行ったのは、グリコ商品技術開発研究所健康事業グループグループ長の飯塚裕之研究員。「アーモンドやアーモンドに豊富に含まれるビタミンEには、酸化や糖化を抑制するというエビデンスが既にありました。そこで、特に肌トラブルが気になり始める9月から、12月までの3カ月間にアーモンド飲料を飲んでもらい、肌への効果を見ることにしました」。

飯塚裕之(いいづか・ひろゆき)さん●江崎グリコ 商品技術開発研究所 健康事業グループ グループ長。1995年、グリコ乳業入社、那須工場配属の後、商品開発研究所へ。デザート、飲料開発を主に担当し、洋生菓子グループ、健康グループ、果汁・清涼飲料グループを経て2021年から現職。アーモンド原料やアーモンドミルクの研究に力を注ぐ
飯塚裕之(いいづか・ひろゆき)さん●江崎グリコ 商品技術開発研究所 健康事業グループ グループ長。1995年、グリコ乳業入社、那須工場配属の後、商品開発研究所へ。デザート、飲料開発を主に担当し、洋生菓子グループ、健康グループ、果汁・清涼飲料グループを経て2021年から現職。アーモンド原料やアーモンドミルクの研究に力を注ぐ

 この研究で、特に50代以上の女性に顕著な効果が表れたことについて、髙瀬さんは次のように考察しています。

「肌の水分保持力など肌本来の健康を維持する3つの因子が衰え始める年代において、臨床効果が得られたことは注目に値します。12週間継続したことによって、肌の内側での変化が明確に表れたのではないでしょうか。継続することによって、50代以降の肌の状態もしっかりと改善したのでしょう」

肌のために継続したいアーモンド、おすすめの取り方は

 「体や肌の健康にいいといわれるアーモンドも、職場でカリカリと食べたりするのはちょっと抵抗があるかもしれません。飲料なら、すき間時間にさっとアーモンドのメリットを享受しやすいですね。簡単にとることができると、継続のモチベーションにもつながります」と髙瀬さんは言います。

 朝食では牛乳の代わりにシリアルにかけたり、コーヒーや紅茶にミルクの代わりに加えたり、「いろいろなシーンでアーモンド飲料をとり入れるのがおすすめです」(髙瀬さん)。

 肌ダメージが一段と気になる冬こそ、外側と内側からのケアをスタートさせて、これまで以上のうるおい肌を手に入れませんか。

取材・文/柳本操 撮影/三浦伸一(髙瀬さん)/太田未来子(飯塚さん) 構成/横濱啓子(remix-inc.)