2020年12月16日に開催された、日経ウーマンエンパワーメントコンソーシアムの第3回Input&Networkセッションでは、日経DUAL共働き子育てしやすい企業ランキングで1位(2019年)を獲得するなど、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の先進企業である丸井グループから特別講師を招き、「丸井の研修ノウハウを全公開~本当に実効性のある研修とは?」をテーマに勉強会を行いました。オンラインで開催されたイベントリポートをお届けします。

「多様性」を3種類に分けて推進

 2021年は企業にとって、多様性推進に対する取り組みを一層求められる年になりそうだ。企業が男性社員に対して育休取得を働きかける「男性育休義務化」もその一つで、実現に向けた議論が政府内で進められている。企業のダイバーシティを推進するには、社員一人ひとりの意識をアップデートする地道な取り組みが必要だ。

 しかし人事担当者からは、研修を開いても参加率が低い、どれだけ実効性があったのか分からない……と悩む声も聞こえてくる。一体、どんな取り組みをすれば、社員の意識が変わるのだろうか。

 そこで今回の勉強会では、丸井グループ 人事部 ワーキングインクルージョン推進担当の山崎美樹子さんを講師に迎え、同社が行っている研修や企業風土改革について話してもらった。丸井グループは日経DUAL共働き子育てしやすい企業ランキングで1位(2019年)を獲得、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を積極的に推進している。

 勉強会では、同社が重視する「3つの多様性」の中から、特に「男女の多様性」について、詳しい取り組みが紹介された。

丸井グループでは3つの多様性(男女の多様性、年代の多様性、個人の中の多様性)を推進している

 同社では男女の多様性を推進する具体的な取り組みとして、(1)役員・管理職・リーダー層向けのアンコンシャス・バイアス研修、(2)28歳の女性に向けたキャリアデザイン研修、(3)管理職手前の女性に向けた女性リーダー研修、などを実施。山崎さんからは、研修の内容や、使っている教材、参加者が記入するシートの内容など、具体的なノウハウの共有があった。