数値目標(アウトプット)より教育や採用(インプット)重視

 DEIの実現のためには数値目標よりインプットを重視しているという。例えば、多様な人材を採用するために、女性や外国籍の人など面接官も多様になるように意図的に設定している。

 「社員教育の70%はOJT、20%はマネージャーやメンターのフィードバックやコーチング、10%が研修です。研修を受けたらすぐできるわけではないので、それを職場でいかに使えるようになるかを考えています。

 研修は、全世界で同じトレーニングを行ったうえで、学んだことをチームで話し合うことまでをゴールに設定しています。このようにインプットをアウトプットに転換するための仕組みを作っているのです。

 DEIを実現するためには分からないことがまだたくさんあるし、とても難しいことです。自分の意見が反対されたり、別の意見に置き換えられたりすることを受け入れるのは難しいですよね。でも、私たちはそれを実験しながら進めています」