紅茶やノートの事前配布でオンラインでも一体感

 NLWはコロナ禍で研修がオンラインになったこともあり、「受講者の心を開く仕掛けとして、ノートや紅茶のティーバッグなど、共通のツールを送付。受講者同士のつながり感の醸成も狙っています」(沼尻さん)。さらに、女性同士だからこそ、安心・安全な場としてなんでも話せる雰囲気づくりを重視しているという。プログラム終了後は、受講者の91%が昇格意欲を示し、累計昇格者は59人に。女性管理職を増やす施策として、着実に効果を上げている。「NLWのほか、女性役員によるメンタリングプログラムも実施。今後は男性育休取得率100%を目指したい」と今泉さん。

 レクチャー後は参加者との質疑応答タイムに。約45分にわたり、資生堂のD&I施策についてさまざまな質問が飛び交った。参加者からは「女性リーダー育成に関して包括的にアプローチをしていること、またその背景や考え方などが聞けて非常に刺激になった」「苦労話も聞けて、大変有意義な時間だった」という声が寄せられた。

構成・文/岩井愛佳(日経WOMAN編集)