「ネガティブ派」の不満爆発! 辛口コメントが続々
来場者に対しては、まず「『女性活躍』と聞いて、どのようなイメージがありますか?」と質問をしたところ、結果は「ポジティブ」が43人、「ネガティブ」が31人と分かれました。ポジティブ派は「キャリアアップのチャンスになる」など現在の社会的な流れを好機ととらえる意見がほとんどでした。
一方で、ネガティブ派の意見はかなり生々しく辛らつでした。「すでに活躍してるし!」「お仕着せの感じ」「もうおなかいっぱい……これ以上、どうしろと?」といった、心の叫びにも似た意見が続出。これを受けて、壇上の記者たちも大きくうなずきながら、「女性活躍」という言葉の印象について「仕事も育児も既にいろいろやっているのに。男性のほうこそ、もっと活躍してって思いますよね」(羽田記者)、「スローガンを作っている側の意識と、私たち現場との乖離(かいり)を感じます」(長野記者)と率直な感想を述べました。
ワクワク体験や、感謝された経験が「活躍」のヒントに
続いて「あなたは、どこで活躍したいですか?」という質問では、「仕事」が最も多く69人。2位以下の「家庭」24人、「習い事」21人を大きく引き離しました。これを受けて、長野記者は「会社員の場合、ルーティンワークも多く、仕事で活躍するって難しいですよね。20~30代のdoors世代は、どうやって自分が活躍できる場を見つければいいのでしょうか」と尋ねたところ、飯泉記者は「自分がワクワクしたことや、人から感謝された経験が、実は活躍のヒントになります。例えば、後輩の悩み事を聞いてあげるのが好きで、それが長じて希望していた人事部に配属になった人もいます」と回答。「自分の『好き』や『得意』を伸ばせばいいんですね」と羽田記者が話を受け、来場者に最近「ワクワクしたこと」「感謝されたこと」を尋ねたところ、さまざまな意見が寄せられました。このなかに、活躍のヒントがたくさん隠れていそうです。