人間関係的にもこじれる心配はなさそうだし、このまま彼らとの距離感をキープすることはできそうです。苦手ならば無理して恋愛する必要はないわけで、現状維持でまったく問題はない……はずなのですが、ではなぜ不安を抱いているのかというと、満ちているのはあくまで「現在の自分」であって、「この先の自分」がどうなるか分からないからですよね。
今の自分がよくても、未来の自分にとってはよくない
例えば今は、「相手に幸せになってほしいと心から思える」かもしれませんが、彼らが結婚や仕事などで状況が変わり、声を掛けてもすぐに遊べなくなってしまったとしたら……。あるいは、彼らとの関係は変わらないけど、相談者さん自身の状況やマインドが変わってしまい、今のようにポジティブなものに思えなくなってしまったとしたら……。
不安というのは「対象の分からない恐れの感情」であり、その“分からなさ”こそが問題なわけです(ちなみに対象が分かっている恐れの感情が「恐怖」です)。では、これをどう考えればよいのか。
不安なのは「妊娠」が絡むから?
桃山商事の恋愛相談で最も多いのはアラサー女性からのお悩みですが、中でも頻出する話題が「妊娠のリミット意識」です。
「体の中でタイマーが作動している感じがする」「毎月卵子を無駄にしているような気がする」といった声もあるし、出産願望がない人ですら「せっかく備わっている機能を使わずに終えていいものだろうか」といった類いのモヤモヤを抱くと言います。