「AKB48が私を強くしてくれた」
―― そんな川栄さんが“強い心”を持つようになったきっかけは?
川栄 AKB48ですね。「憧れのアイドルグループのメンバーになれたのなら選抜に入りたい。選ばれるためには、もっと強くならなくちゃ」って。気が弱かったら、胸を張ってアイドルはできないですから。
5年後、10年後は「楽しいと思ったことに挑戦したい」
―― 川栄さんの柔らかい雰囲気を見ていると、とても健やかな家庭で育ったことが容易に想像できます。どのようなご両親なのでしょうか?
川栄 母はとっても優しいです。父は、なんでも「しょうがないよね」って言っちゃうタイプ(笑)。お化けも高いところもへっちゃら。私はお父さん似なんです。
両親とも、私のやりたいことを尊重してくれるので、仕事に口出しされたことは一度もありません。好きなことをやっていいよ、というスタンス。でも、私の作品は全部見てくれているので、そこに愛を感じます。
―― お仕事での夢や目標はありますか?
川栄 正直、はっきりと「これがやりたい」という夢はないんです。今はお芝居が楽しいけれど、5年後、10年後に自分がどう思っているかは分かりません。そのときそのとき、楽しいと思ったことに挑戦したいです。
取材・文/橋本 岬 写真/稲垣純也
川栄李奈
