お金の不安を吹き飛ばせ! doors世代の疑問と悩みとは
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6世界のdoors世代女子たちの「お金の意識」に直撃←今回はココ
心理学の研究によると、「人は自分よりも、他人のためにお金を使うと幸福を感じる」という結果が出ているそう。18日公開の記事「これって普通? 何が不安? 私たちのお金のリアル」では、「お金を使うことに罪悪感がある」という読者の声も紹介しましたが、「お金の消費」は果たして、ネガティブなものなのでしょうか? 今回は、世界のdoors世代女性たちの意識を知るべく、タイ人の女性(34歳)と、アルゼンチン人の女性(36歳)に話を聞きました。
タイ・バンコク在住のリタさんの場合
バンコクのIT企業で事務の仕事をするリタさん。彼女は、どのようなお金の使い方に幸せを感じるのでしょうか?
Q:貯蓄や投資はしていますか?
A:投資はしていないわ。でも、月収の2割は貯蓄するようにしています。いつか、自分でビジネスを起こしたいと考えていて、そのための備えとして。独身だし、これからどんなライフイベントが起こるか分からないので、将来のために備えておくことはとても大事なことだと思うわ。
Q:どんなお金の使い方をしているときに、幸せを感じますか?
A:私は、美容と健康にとても気を付けているの。だから、ヘルシーな食材やオーガニック料理を食べているとき、スキンケアアイテムを買っているときは、とても幸せを感じる。私にとって「買い物」の主な目的は、「自分を愛すること」。だから、自分の美と健康のための買い物は、幸福だと実感するわ。
Q:起業以外の目的では、何のために貯蓄していますか?
A:旅行資金ね。新しい世界や異文化に触れられるから、国内外問わず、旅行が大好きなの。現地で暮らす人の生活を知ったり、異国を旅することで新しい自分を発見したり……。そうした刺激がとても大事だと思うから、貯金の目的の一つは、旅行かな。あとは、両親に毎月仕送りもしているので、そのためのお金もきちんと用意しているわ。家族と時間を一緒に過ごしていると、とても幸せを感じるの。
「買い物の目的は自分を愛すること」だと断言するリタさん。自分自身を大切にしていると実感できるお金の使い方は、満足度も高いはず。いわゆる「コト消費」の旅行や、家族への仕送りも、自分が本当に大切だと思っているものだからこそ、お金をかけられるのかもしれませんね。
続いて、アルゼンチン出身のサラさんの例をご紹介します。