自身の後悔、失敗体験を生かして次世代を支えたい
―― 理解のある上司ですね。その後、前回・吉野謙希 コロナショックにあえぐ企業を採用面で支援に登場の吉野謙希さんと出会い、グローアップに転職。大手企業からベンチャー企業への転職についてはどう考えていましたか?
吉田 会社の規模よりも、やりたいことができる環境と、今、私が担当している事業「キミスカ」のコンセプトに共感したことが決め手でした。キミスカは、新卒に特化した就活サイト。学生自身がプロフィルや自己PRを登録し、企業側が気になった学生に応募を促すアクションができる「スカウト型求人」を特徴とするサービスで、コンセプトは「偽らない就活」です。
就活生の中にはプロフィルを盛ったり、自己分析を怠ったりして、流されるまま活動している人も少なくありません。私自身も、ありのままの自分を抑えて何となく就活した結果、短期間で会社を辞めてしまった。こうした反省から、自分の後輩世代には、納得できる会社や仕事と出合ってほしいと考えていたので、今の仕事に大きなやりがいを感じています。
―― 念願の人材業界での仕事はどうですか?
吉田 めちゃくちゃ楽しいです!まだ入社半年ほどなので、覚えることもたくさんありますが、充実しています。前職では「事務作業は面倒だな」と思うこともありましたが、今は事務的な業務も楽しくて。自分の志とマッチしている仕事なら、ルーティンワークもわくわくしながらできるものなんだ、と実感しました。
何より、希望の人材から内定承諾を得た企業と、自分の志向に合った会社から内定をもらった学生の双方がよろこんでいる姿を見られるのがすごくうれしいです。