コンプレックスに執着せず、解決策を考える
LiLiCo 今でも自分の鼻は嫌いで、きれいな鼻だとは思えません。「あの人の顔だったら人生変わってただろうな」と思うことも、しょっちゅうあります。でも、きっとスーパーモデルにだってコンプレックスはあるはず。それぞれ持って生まれたものは違うけれど、みんな今以上に「よくなりたい」と思うからこそ、コンプレックスが生まれている部分もあると思う。
だからコンプレックスに執着するのではなく、解決策を考えるようにしています。自分の嫌いな部分は、考えれば考えるほど増えていく。だからこそ、「自分でどうにかできること」に目をむけて、自分を成長させています。
―― どんな解決策を実行されているんですか?
LiLiCo 例えば鼻の場合、形は整形しない限り変えられないから、写真に撮られる角度を工夫しています。仕事で撮影された写真を見て、毎回げんなりするのは嫌だから、どんな角度で撮られれば落ち込まずに済むのかを研究して、自分が納得のいく角度で写るようにしています。
股下が短いことに関しては、いつも12cmのピンヒールを履いて、足を長く見せています。最初は5cmのヒールで試したけれど、撮影された写真を見たら「違う」と感じたので、それからは12cmのヒールに変更。体を動かすような番組でない限り、スニーカーでテレビには出ないようにしています。
小さな爪は、長さや形を整えることができるスカルプネイルをすれば気にならないし、太っても体形をカバーできる服を選びたいので、仕事の服もスタイリストはつけずに自分で選んでいます。誰よりも自分のことを研究して、私は「LiLiCo」をつくり上げているんです。
―― LiLiCoさんといえば、「ロングのカールヘアに赤いリップ」という印象が強いですが、それも自分で「LiLiCo」をつくり上げた結果ですか?