働き方の変化で、仕事の進め方を見直した

 テレワークを始めた頃は戸惑いもあったという尾花さん。

 「製造部門やEC部門など、いろいろなスタッフと連携しながら進める仕事の特性上、当初は出社したほうがオンとオフのメリハリもつくし、テレワークでの仕事は進めづらいように感じました。テレワークが本格的に導入されたことで、これまでの仕事の進め方を見直しました。緊急事態宣言下は、ちょうど異動前に仕事の引き継ぎをしていた時期。オフィスなら、席まで行って『ちょっといいですか?』と話ができましたが、気軽に会えるからこそ、話す前にきちんと準備をしていなかったなと気付きました

 リモートワークが始まってからは、短い時間で効率的に打ち合わせができるように、事前の準備をしっかり整えるようになったと尾花さん。「ミーティングで、相手の時間をもらうという意識がこれまで以上に芽生えたことが大きな変化です」

 尾花さんは今年8月に結婚し、現在パートナーと二人暮らし。続く、下「Oisix商品企画 テレワーク中の心身バランス整え方」では、仕事を効率的に進める工夫とリフレッシュ法を聞いた。

<尾花さんの1日スケジュール>8時 起床、スケジュール確認、朝食/9時 身支度・コーヒーを買いに行く/9時半 午前業務/12時 ランチ/13時 午後業務/18時半 業務終了/19時 夜ご飯作り&夕飯/21時 おうちヨガ・読書・お風呂/23時 就寝

取材・文/川辺美希 取材・構成/加藤京子(日経doors編集部) 人物写真/稲垣純也 写真/尾花さん提供