将来に備えて貯金をしなければと思ってはいるものの、趣味や本当に必要でないものにお金を使ってしまうから、収入が平均より少ないからなど、貯められない理由はそれぞれです。20代から30代のdoors読者が抱える「貯金ができない」悩みについて、やさしいお金の専門家/金融教育活動家の横川楓さんがアドバイスします。
民間保険への支払いが月約5万円! 貯金に回したほうがいい?
4つの民間保険に加入していると話す会社員の山内桃子さん(仮名)。「老後、今よりも年金支給額が減るかもしれない」「もしも病気になったら」といった不安から、数年前に4つの保険に加入し、毎月5万円支払っているそうです。しかし、周りの友人や同僚に「保険に月5万円近くも支払い過ぎ」と指摘されたことをきっかけに、横川さんへの相談を決めました。
◇相談者プロフィール
山内桃子さん(仮名・30歳)金融系正社員 都内で一人暮らし
◇相談内容
「転職して約6万円の手取り月収アップに成功しました。将来を考え民間の「個人年金保険」に2つ、「疾病保険」「死亡保険」の4つに加入しました。現在、月々の保険料が約5万円です。最近、ちょっと保険料が多過ぎるのではないかと感じています。保険よりも普通に貯金したほうがよいのでしょうか?」
山内桃子さん(仮名・30歳)金融系正社員 都内で一人暮らし
◇相談内容
「転職して約6万円の手取り月収アップに成功しました。将来を考え民間の「個人年金保険」に2つ、「疾病保険」「死亡保険」の4つに加入しました。現在、月々の保険料が約5万円です。最近、ちょっと保険料が多過ぎるのではないかと感じています。保険よりも普通に貯金したほうがよいのでしょうか?」
山内さんの家計簿
手取り30万円
・家賃 9万円
・光熱費 1万2000円
・食費 3万円
・通信費 5000円(格安スマホを使用)
・服飾・美容費 2万5000円(美容院、化粧品、月1回のネイルなど)
・雑費 3万円(飲み会、手土産、雑貨購入など)
・習い事 2万円(英会話、ジム)
・貯金 5万円
<保険>
・個人年金保険A社 2万円
・個人年金保険と死亡保険B社 2万5000円
・疾病保険C社 3000円
合計 30万円
★現在の貯金額 200万円
・家賃 9万円
・光熱費 1万2000円
・食費 3万円
・通信費 5000円(格安スマホを使用)
・服飾・美容費 2万5000円(美容院、化粧品、月1回のネイルなど)
・雑費 3万円(飲み会、手土産、雑貨購入など)
・習い事 2万円(英会話、ジム)
・貯金 5万円
<保険>
・個人年金保険A社 2万円
・個人年金保険と死亡保険B社 2万5000円
・疾病保険C社 3000円
合計 30万円
★現在の貯金額 200万円
山内さんは、「疾病保険以外は掛け捨てではないので、貯金している感覚です」と話しますが、この認識で支払い続けてもよいのでしょうか? 横川さんがアドバイスします。