将来に備えて貯金をしなければと思ってはいるものの、趣味や本当に必要でないものにお金を使ってしまうから、収入が平均より少ないからなど、貯められない理由はそれぞれです。20代から30代のdoors読者が抱える「貯金ができない」悩みについて、やさしいお金の専門家/金融教育活動家の横川楓さんがアドバイスします。
「推し活」に毎月7万円!このままでいいの?
ある人気アニメの大ファンだという会社員の神田真帆さん(仮名)。好きが高じて、学生時代からグッズの収集を始め、SNS(交流サイト)で知り合った愛好者とのオフ会やイベントなどに積極的に参加してきました。社会人になり、一人暮らしを始めてからも毎月約7万円を推し活に使っているそう。今回は「推し活はやめたくないけれど貯金をするには?」という神田さんの相談に横川さんが答えます。
◇相談者
神田真帆さん(仮名・28歳)メーカー正社員 都内で一人暮らし
◇相談内容
「新卒でメーカーに入社し、マーケティング部門で5年目を迎えました。学生時代からあるアニメにハマり、毎月グッズ購入やイベント参加などで、月7万円ほど消費しています。イベントは地方に遠征するときもあります。そろそろ将来を考え、貯金をしたいのですが、オタ活もやめられません……。どうすればいいでしょうか?
神田真帆さん(仮名・28歳)メーカー正社員 都内で一人暮らし
◇相談内容
「新卒でメーカーに入社し、マーケティング部門で5年目を迎えました。学生時代からあるアニメにハマり、毎月グッズ購入やイベント参加などで、月7万円ほど消費しています。イベントは地方に遠征するときもあります。そろそろ将来を考え、貯金をしたいのですが、オタ活もやめられません……。どうすればいいでしょうか?
神田さんの家計簿
手取り26万円
・家賃 8万円
・光熱費 1万2000円
・食費 1万9000円
・通信費 5000円(格安スマホを使用)
・服飾・美容費 2万円(美容院、月1回のネイル)
・雑費 2万円(飲み会、オフ会、手土産など)
・オタ活費 7万円(グッズ、イベント、地方遠征の交通費宿泊費含む)
・保険(疾病) 4000円
・貯金 3万円
合計 26万円
★現在の貯金額 80万円
・家賃 8万円
・光熱費 1万2000円
・食費 1万9000円
・通信費 5000円(格安スマホを使用)
・服飾・美容費 2万円(美容院、月1回のネイル)
・雑費 2万円(飲み会、オフ会、手土産など)
・オタ活費 7万円(グッズ、イベント、地方遠征の交通費宿泊費含む)
・保険(疾病) 4000円
・貯金 3万円
合計 26万円
★現在の貯金額 80万円
神田さんは、推し活仲間とは家計の話はしないため、「こんなに使っていいのか」と悩むこともあるそうです。今回は「毎月趣味に7万円を使っていてもよいのか?」「毎月の貯金額」「家計の中でもっと節約できる項目はどこか?」の3点について横川さんにアドバイスしてもらいます。