ストレスが溜まったり、落ち込んでしまったりするときに、その対処法を知っていれば、心強いはず。さまざまな専門家や過去にメンタルダウンした経験がある女性からメンタルを守る方法について聞きました。
何があっても大丈夫な私になる メンタルを守る方法
何があっても大丈夫な私になる メンタルを守る方法
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4小林エリコ 自殺未遂を乗り越え人生を肯定できるように←今回はココ
20代で自殺を図り、精神科入院、生活保護受給などの「どん底」を体験した小林エリコさんは、現在はNPOで働きながらメンタルヘルスを維持しています。つらい経験をしたことを振り返って「あのとき、こうしておけばよかった」と思うことや、今の生活の中で工夫していることなど、メンタルを保つためのヒントを教えてもらいました。
月12万円の1人暮らしで追い詰められた
「経験しないと分からないことは多い。病気になったことも人から見放されたことも、すべて大切なこと。今は自分の人生を肯定できるようになった」と、小林エリコさん(44歳)は穏やかな笑顔を見せます。
本や漫画が好きで、短大卒業後に編集プロダクションに就職し、アダルト漫画の編集担当に。仕事は多忙を極め、どんなに残業しても残業代は出ませんでした。社会保険もない会社で、体力的にも精神的にも金銭的にも限界を迎え、眠れない日々が続き、メンタルクリニックで向精神薬などをもらってしのぎました。「だるい、死にたい」――初めての一人暮らしと激務の日々に耐え切れなくなり、クリニックでもらった薬を大量に飲んで衝動的に自殺を図ったのです。
小林さんはその頃に戻れるなら自分に伝えたいことがあるといいます。そして、今の生活で工夫していること、メンタルを保つためのヒントを教えてくれました。