夢がかなう&思考が整理される あの人のノート術
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1篠原ともえ メモすることは未来への準備
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2馬場ももこ 夢をかなえ続けてきた過去形ノート術
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3仕事も結婚も実現 原麻衣子「すごろくノート」4つのコツ
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4大平信孝の「週1」ノート術 編集部Yの悩みもスッキリ!
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5馬淵優佳 しんどいときこそ「ポジティブノート」を活用
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6「やる気がでない」編集部員が「週1ノート術」に挑戦←今回はココ
毎日、忙しく働く私たち。思い通りに仕事がこなせなくなって「もう自分ダメだ……」「やる気が出ないからサボろう」などと投げやりになることはありませんか? アンカリング・イノベーション代表でメンタルコーチの大平信孝さんにそんな不安やストレスを解消するためのノート術を教えてもらいました。編集部Yが実際に大平さんと一緒にノート術に挑戦。大平さんとのやり取りを紹介します。

編集部Y(以下、Y) 最近、仕事のやる気が出ないんです。毎日、たくさんの業務があって、いつも仕事に追われていて……。仕事が終わる時間になると、「今日あれできなかった」「明日これやらなきゃ」とタスクがいつも気になっていて不安で、できなかった仕事を考えて自己嫌悪に陥ります。常にストレスを感じている状態で、イライラ・カリカリしてしまっています。
大平信孝さん(以下、敬称略) 落ち込んだり、イライラしてしまったりしますよね。そういうときに、気晴らしで夜遅くまでネットサーフィンをしたり、食べたり飲んだりして、眠れなくなることはありませんか? そうすると、朝目覚めが悪くて、負のスパイラルに入ってしまいますよね。
Y まさにそうですね……。夜更かししてしまって、次の日眠くて仕事が余計に身に入らなくなって、やる気が出ないことが多いんです。
大平 やる気というものは、残念ながら勝手には出てこないんですよ。やる気があろうとなかろうと、まずは取り組んでみることでやる気のスイッチが入ることが脳科学的に証明されています。逆に不安な気持ちというのは放置するどんどん増えてくるという性質があります。後で対処しようとすると、余計に大変になりますよ。ただ、不安はきちんと向き合って行動すれば減っていくので、不安が小さいうちに動くことをおすすめします。小さな不安のうちに早めに対処したほうがうまく乗りきれます。
Yさんには「週1のノート術」をおすすめします。週に1回でいいので、ノートに田んぼの田を書いてもらって、4つの視点で自分のことを見つめ直していくという超シンプルなノートメソッドです。
これを実践してもらうと、不安やストレスを感じる日々の中で、自分を取り戻して、仕事はもちろん、プライベートの充実も図ることができるようになっていくと思います。具体的には3つの力を養うことができます。仮決めする力と仮行動する力、軌道修正する力です。業務量が多いというのは一見して、自分でできる対処法がないように見えますが、このノート術で解決できるかもしれませんよ。
Y さっそくやってみたいです! 用意するものはノートとペンでOKですか?
大平 はい、ノートとペンだけです。