会社員でありながら、やりたいことに挑戦できる新規事業。多くの企業が新規事業を育てたいと願っている今、チャンスが眠っています。新規事業の成功ルールを、事例を交えて紹介します。
新規事業 成功するチームの共通点
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新規事業を立ち上げた後、事業責任者がたった一人で動いても、なかなか前に進まないことも多いだろう。事業をスケールさせるには、既存の事業を回すよりもさらに大きなエネルギーと優秀な人材が必要だ。
入社6年目にして社長に「クラフトビールの醸造所をつくりたい」と直談判し、キリンビールで新規事業のクラフトビールを提供する飲食店を展開する「スプリングバレーブルワリー」を立ち上げた吉野桜子さん。
当時、29歳。確たるビジネスプランや企画書もなく、手にしていたのは「思いを込めた紙芝居」だけ。しかし、その熱意が周囲を動かし、最終的には社内外で100人超のメンバーがプロジェクト実現のために力を貸してくれた。
吉野さんはいったいどんなふうにしてメンバーを集めたのか。「人を巻き込むというより、引きずり込んだ」と笑う、吉野さんならではのチームづくりの秘訣とは──。