TwitterやInstagram、Facebookなどで情報収集+発信――私たちにとって今やSNSは欠かせないもの。でも、自分ブランディングや共感の醸成、炎上被害にどう対処すればいい? SNSの大海原を渡るための工夫を検証します。
炎上と共感を乗りこなす! SNSの「泳ぎ方」
炎上と共感を乗りこなす! SNSの「泳ぎ方」
-
1はあちゅう SNS活用は効果大。でも誹謗中傷には注意
-
2はあちゅう SNSとの距離感を変更 炎上経験の背景で
-
3TikTok採用部長 誹謗中傷はいいねしてリツイート←今回はココ
-
4SNS6つ、15アカウントを駆使 Z世代の現役大学生
-
5弁護士が語る SNS炎上を避ける「6つのキーワード」
-
6読者のSNS実態 仕事への生かし方、炎上の経験は
人材採用に動画投稿アプリ「TikTok」を活用したことで注目を浴びているiCAREのセールス&マーケティング部長・中野雄介さん。ユニークな発想で自社の採用強化に取り組む中野さんのSNS活用術を聞いた。
TikTokに採用PR動画を投稿 6人の応募あり
iCARE(アイケア、東京都渋谷区)でセールス&マーケティング部長を務める中野雄介さん(27歳)は、2018年8月、人材採用に動画投稿アプリ「TikTok」に人材採用PRの動画を投稿した。iCAREは、健康診断の予約や長時間労働といった健康管理業務を支援するサービス「Carely(ケアリー)」を提供しているスタートアップ企業。今回の注目の人材採用活動は、事業拡大による人員拡大に伴うものだった。
中野さんはもともとTikTokのユーザー。プライベートで遊園地へ行ったときに撮った動画が友人間で話題となり、「仕事に使えるかもしれない」と直感。
企業によるTikTokを利用した人材採用の効果は未知数だった。しかし、中野さんは採用担当ではなく、あくまでセールスとマーケティングの担当。特に採用のKPIを設けず、「面白そうだから」と軽い気持ちで、仕事の合間に動画を投稿してみた。すると6人の応募があり、その中から採用にもつながった。「こんなに応募が来るなんて想像もしていませんでした。応募数ゼロだと思っていましたから(笑)」と語る中野さんに、TikTokをはじめとした仕事でSNSを活用するためのコツを聞いた。