TwitterやInstagram、Facebookなどで情報収集+発信――私たちにとって今やSNSは欠かせないもの。でも、自分ブランディングや共感の醸成、炎上被害にどう対処すればいい? SNSの大海原を渡るための工夫を検証します。
炎上と共感を乗りこなす! SNSの「泳ぎ方」
炎上と共感を乗りこなす! SNSの「泳ぎ方」
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1はあちゅう SNS活用は効果大。でも誹謗中傷には注意
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2はあちゅう SNSとの距離感を変更 炎上経験の背景で
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6読者のSNS実態 仕事への生かし方、炎上の経験は
「TwitterやFacebookを仕事やプライベートに活用したいと思うけれど、どこか後ろめたい。でも、活用できていないのはやっぱりもったいない」――。どうすれば安心してSNSに向き合えるのか、労働法・訴訟・危機管理案件を主要業務とする弁護士、荒井太一さんにアドバイスをもらった。
SNSを仕事やプライベートに活用したいが、色々と考え込んで二の足を踏んでいる人は少なくないのでは?
「SNSは対面コミュニケーションではないため、不安を感じる人も多いのではないでしょうか?」と語るのは、弁護士の荒井太一さん。
まず荒井さんは「法曹界を騒がせているSNSの話題」として、ある裁判官が担当外の民事訴訟事件についてツイートしたところ、その内容が不適切であったとして戒告されたケースを紹介してくれた。
「でも、SNSでの情報発信は、基本的には、プライベートの問題だと私個人は考えます」と荒井さん。「個人の表現の自由、という視点から考えれば、この件は大きなテーマをはらんでいるといえるでしょう」
しかし、これは公正・中立的な立場を求められる裁判官の話。例えば、一般企業に勤める会社員が、SNSの使い方を誤り、法律に触れてしまうことはあるのだろうか?
「次に挙げるポイントを押さえておけば大丈夫です」